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【UFC Fuel】サラス完勝、「UFCで戦うことが夢だった」

2012.02.16

<ライト級/5分3R>
ジェスティン・サラス(米国)
Def.判定3-0:30-27、30-27、29-27
アントン・クィバネン(フィンランド)

右から左を伸ばす、サウスポーのサラス。クィバネンはワンツーのツー=右ストレートをヒットさせる。さらに右ハイを蹴り込み、パンチから右ミドルを見せたクィバネンは、パンチが乱れるサラスのテイクダウン狙いを切って、右を打ち込む。サラスの右ローに、左から右を合わせたクィバネンだが、前に出たところでサラスの左を受ける。

残り2分となり、サラスがテイクダウンに成功すると、クィバネンは足首を刈って立ち上がる。ほぼ、ノーダメージでスタンドに戻ったクィバネンが、再び右をヒットさせると、右ハイから距離を詰め、左フックから右の蹴りでサラスの胸板の辺りを蹴っていく。サラスも左ミドルを蹴り込み、最後の最後でクィバネンの右ミドルをキャッチしてテイクダウンを決めた。


2R、変わらず右ストレートを伸ばすクィバネンに組みついたサラスは、ケージにクィバネンを押し込み、距離を取り直す。テイクダウンを警戒してか、やや手数が少なくなったクィバネンは、右ローを蹴り込む。サラスの右ショートでクィバネンはバランスを崩すなどペースを掴めないでいると、再びサラスが組みついていく。ドライブから尻もちをつかせたサラスは、続くスタンドの攻防でヒザを見せるが、バランスを崩す。

隙を付けなかったクィバネンは、間合いを掴めないまま戦っている印象が拭えない。残り15秒でサラスに組みつかれ、懸命に切るも離れ際に右フックを被弾、劣勢のまま最終ラウンドに臨むことに。

キレのある左ミドルをヒットさせたサラスは、シングルから組みついてケージにクィバネンを詰めるとダブルレッグでテイクダウンに成功する。クィバネンはヒールフックを仕掛けるが、体を捩じってエスケープしたサラスが、足を捌きながらパウンドを落とす。飛び込みながら左のパウンドを落としたサレスは、クィバネンが立ち上がるところでギロチンを仕掛ける。

首を引抜いたクィバネンは、鼻血を流しながら放ったローが、サラスの急所付近に。試合が続けられると、サラスがシングルで組みつきドライブ。ケージにクィバネンを押し込み、左エルボーを打ち込む。

残り1分を切り、サラスは再びクィバネンのミドルをキャッチしてテイクダウン。サイドから足を戻されるも、クィバネンが懸命にスタンドに戻るのに合わせて、距離を取り、余裕をもって試合終了を迎えた。3-0で判定勝ちしたサレスは「UFCで戦うことが夢だった。アントンはタフな相手だったけど、セコンドのおかげで勝てた」と語った。

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