【UFC Fuel】ミーンズが要所でヒザ蹴り、UFCデビュー飾る
<ライト級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
Def.判定3-0:30-27、30-26、30-26
ベルナルド・マガリャエス(豪州)
身長&リーチで上回るサウスポーのミーンズが、右ローを蹴り込むも、距離を取りながら、一気に前に出てパンチ、左を繰り出すマガリャエス。首相撲の構えを見せ、マガリャエスのステッピングに合わせて右へと動くミーンズは、マガリャエスのテイクダウン狙いを切り、ヒザを突き上げる。
踏み込んで右フックをヒットさせたマガリャエスだが、ミーンズの左右のフックを受け、さらにヒザを受ける。続けてヒザを見せたミーンズにマガリャエスは右をヒットさせる。ミーンズのヒザ蹴りからの左でダウンしたマガリャエスは、ダースチョークで追い打ちを掛けられるも、ハーフガードからリバーサルに成功してスタンドへ。
しかし、直後に首相撲からヒザ、さらにはエルボーを受ける。長いリーチを生かし、打撃のプレッシャーを与えているミーンズが前蹴りから、右ストレートを伸ばし、さらにヒザを見せて初回を戦い終えた。
右目の下をカットしたマガリャエスは、2R開始早々、蹴り足を掴んでテイクダウンを狙うも、ミーンズはスタンドをキープ。右から左を伸ばしたミーンズだが、続く右は空振りになり、マガリャエスの左を受ける。パンチを被弾しても右ジャブを伸ばし、プレッシャーをかけ続けるミーンズに対し、マガリャエスは果敢に前に出て組みつく。ミーンズは首相撲からヒザ、エルボーを放って距離を取った。
手数は出すが、突破口が見つけられないマガリャエスは、左を受けて後退。ミーンズは追いかけて、左ボディを打ち込む。離れて右ジャブ、近づいては首相撲からヒザで試合を支配するミーンズ。マガリャエスは右クロスから、スイッチしサウスポーの構えにするも、効果なくオーソに戻す。左ボディフックを打ち込んだミーンズに、ダウンするように組みついてから引き込んだマガリャエス。パウンドを落とし、立ち上がったミーンズはこのラウンドも取った。
最終回、これまで通り右ジャブを伸ばしながら距離を詰めるミーンズに対し、マガリャエスが左をヒットさせるが、プレッシャーを掛けられている状態は変わらない。シングルレッグを切られ、右フックを受けたマガリャエスは、すぐにケージ際に追い詰められる。
タイミングよく組みついても、テイクダウンができないマガリャエスは、ついに引き込みを見せるが、ミーンズはスタンドで待って寝技には付き合わない。残り3分を切り、再びシングルレッグに出たマガリャエスだったが、頭を押してディフェンスをしたミーンズは左ボディでダウンを奪う。
ガードを取ったマガリャエスに付き合わないミーンズは、スタンドで待機し、レフェリーにスタンドを命じられたマガリャエスにパンチを放っていく。再びシングルから、引き込んだマガリャエスにエルボーの連打を落として立ち上がったミーンズ。マガリャエスはレフェリーのスタンドの指示に仕方なく従う。
目に力がなくなったマガリャエスは距離を取りながら戦うが、散々苦しめられたヒザを受けてタイムアップの時を迎えた。結果、2人が30-26をつける大差の判定でミーンズがUFCデビュー戦を勝利で飾った。