【UFC143】コープの挑発をブラウンが打撃で黙らす
<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン(米国)
Def.2R1分19秒 by KO
クリス・コープ(米国)
開始早々から前に出てパンチ、蹴りを見える両者。まずはコープの右がヒットすると、ブラウンも左を打ち返す。ブラウンは組みつて、コープをケージに押し込むが、コープも体勢を入れ替える。
一本足になり、スネをコープの太ももにおくムエタイ流ディフェンスを見せたブラウンは、体勢を入れ替えると勢いのあるヒザを見せ、さらに右ストレートを伸ばす。コープの頭が打撃戦になったところで、スクッとダブルレッグを決めたブラウンは、立ち上がるに任せてケージにコープを押し込んでいく。
ここでも体勢を入れ替えたコープは、差し合いを制するが、ブラウンが足を一本入れてくるので、胸を合わせることができない。逆にコープをケージに押し込んだブラウンは、シングルのハイクラウチからコープを持ち上げて、足を払って尻餅をつかせる。
コープが立ち上がったところに、ヒザを見舞ったブラウンは、間合いができても左ボディフックを決めるなどペースを握る。コープも左ジャブを見せるが、ブラウンはローを返す。ワンツーを決めたブラウンに対して「来い、来い」と手招きをするコープだが、初回を失ったことは間違いない。
2R、いきなり右ストレートを伸ばしたブラウンは、続いてミドルを放ち、コープの出鼻を挫く。コープのミドルを見せるが、ブラウンはコープの攻撃を見切って、ワンツーから蹴り技を織り交ぜて、攻勢に。
攻め手の見つからないコープの左に、ブラウンは右を合わせる。この一発でフラつくコープに左フックを打ちこみダウンを奪うと、パウンドの追撃を落としブラウンがKO勝ちを決めた。「これが僕の戦い方」と、満足気が表情をブラウンは浮かべた。