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【UFC FX01】ミラー快勝、王座戦線で生き残る

2012.01.21

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
Def.1R2分04秒 by リアネイキドチョーク
メルビン・ギラード(米国)

前に出るミラーが、いきなり左フックをヒットさせる。ジャンピングニーを2発見せたギラードは、左フックでバランスを崩したミラーが組みついてくるところに、アッパーを打ち込む。さらに首相撲からヒザ蹴り、右ハイキックを放つギラードに対して、ミラーは一旦、呼吸を整える。

再び、ジャンピングニーを放ったギラードに対し、ミラーは組みついてケージに押し込んでいく。右ヒザから離れ際にパンチを合わせようとするギラードは、距離をとってからも右ストレートをヒットさせる。それでも前に出たミラーは、フライングニーを受けながらテイクダウンに成功する。マウント狙いのミラーに対し、背中を見せて立ち上がろうとしたギラード。だが、ミラーは振り落されずに、しっかりと両足をフックする。

リアネイキドチョークを仕掛けたミラーは、そのまま後方に倒れ込むと四の字ロックに切り替え、さらに捻りを加える。簡単にタップしたギラードは、2試合連続のリアネイキドチョークによるタップアウト負けに思わずしゃがみ込んでしまう。

有り余る肉体的素養を有しながら、そのフィジカルの強さを過信したかのようなボーンヘッドを繰り返したギラード。足のフックを一本止める、あるいは喉に掛かっていない方の腕を取る、この辺りの動きは日々のトレーニングで身につくものだけに、勿体ない取られ方で、タイトル戦線から完全に後退した。

一方、タイトル戦線に踏みとどまったミラーは、「バックに回ってできることをやった。僕の甥は今、厳しい時を迎えている」と涙を浮かべながら、勝利の味を噛みしめていた。

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