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【Award】KO部門2位:アンデウソン×ヴィトー

全81試合の大会レポートから選ばれたMMAPLANET Award 2011。ここでは2011年、二大前蹴りKOの一つをノックアウト・オブ・ジ・イヤー第2位として紹介します。

<ノックアウト・オブ・ジ・イヤー:第2位>
Anderson vs Vitor2月05日at UFC126
(C)GONGKAKUTOGI
<第11試合 UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
アンデウソン・シウバ(ブラジル)
Def.1R3分29秒/TKO
ヴィトー・ベウフォート(ブラジル)

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「なんとも言えないフィニッシュ、KOされたヴィトー・ベウフォートが気の毒になるアンデウソン・シウバの強さだった。まさかの前蹴り。しかも、ムエタイや空手のような前に蹴り出す蹴りでなく、下から振り上げられるような蹴りが、ヴィトーの顔面を直撃した。

あの蹴りは、予備知識がないとディフェンスはできない。そして、ダウンを奪ったあとに、よろめいたヴィトーに追い打ちのパウンドを落とすシーンは、まさに手負いの草食動物にトドメを指す猛獣のよう。恐ろしいまでの獰猛さが、アンデウソンから感じられた。


この試合では、いつものような正面気味のスタンスでなく、ほぼサウスポーだったアンデウソン。最後の一撃は唐突なようにも見えたが、あの瞬間までサイドキックやステップワークでヴィトーの意識を散らしていたのはさすがだ。前蹴りでKOしていなくとも、その試みがまたヴィトーを惑わせる要因の一つになったに違いない」

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