【TUF】新規格発表、コーチ役はドミニクとユライア!!
6日(火・現地時間)、ズッファよりThe Ultimate Fighterの次期シーズンが3月9日(金・同)にスタートし、コーチ役はUFC世界バンタム級王者ドミニク・クルーズと元WEC世界フェザー級王者ユライア・フェイバーが務め、FOX系FXでライブフォーマットとして行われることが正式発表された。
【写真】10月終盤に水垣偉弥が、アライアンスMMAに出稽古に出かけた際も、グローブの脱着を手伝うなど、非常に面倒見が良かったドミニク・クルーズ。どんなコーチ振りを見せるだろうか、とても楽しみだ (C) MMAPLANET
同発表によると、次期シーズン最初のプログラムは2時間枠で、3月9日の午後9時より中継され、その後は毎週金曜日の10時から13週に渡り、放送されることが決まった。
ライト級とウェルター級で行われる次期シーズン、そのコーチ役に任命されたドミニクは、「僕を知っている人間なら、誰でも承知しているけど、僕はジムに居っぱなしで、練習することも指導することも大好きなんだ。TUFのコーチ役に指名されたことは、夢が現実になったようなもの。そして、再びフェイバーを倒すために全力を注ぐ。次のTUFは正気じゃいられないものになるよ」と、リリース内にコメントを寄せている。
一方、ユライアは「TUFでコーチをするときが、待ちきれない。ハングリーなファイターがたくさんいることを期待している。出演者たちは、ハードワークが待っている。ドミニクが相手側のコーチで、これ以上に完璧な状況はないよ。僕ら二人ともナーバスになると思うけど、まずはコーチとして精神的にドミニクを追い詰め、最終的にはケージのなかで叩きのめしたい」と、こちらも興奮を隠せないコメントを発している。
言わずと知れたTUFは、2005年にSpikeで中継が始まり、UFC人気に火をつけたMMAのターニングポイントと呼ぶべきTVプログラムだった。最近では視聴率も下げ止まり感があったところ、Spikeと最後の共同作業となった先のシーズン14は、大きな成功を収めている。
3日(土・同)に行われたシーズン14フィナーレをSpikeで視聴したのは数は250万で、この数字は09年末のシーズン10以来の高い数字となっている。18歳から49歳までの成年男子の視聴者数は、同時間内で1位で、18歳から34歳の成人に関しては、全シーズンよりも121パーセントの視聴者数だったという。
再び高い視聴者数を得たTUFが、試合がライブになり、ライブまでは試合前1週間の模様が流される新フォーマットを用いることで、どのような支持を得ることができるか。Bellatorが次期シーズンをその1週間前にスタートさせ、毎週金曜日にライブファイトを行うと発表した直後のTUF新規格の発表、仁義なきTV戦争が勃発しそうだ。