【TUF14】デロームがファーガソンの勢いを止める
<バンタム級/5分3R>
ロランド・デローム(カナダ)
Def.3R0分22秒 by リアネキドチョーク
ジョシュ・ファーガソン(米国)
いきなり左から右を打ちこんだファーガソン、姿勢を崩したデロームが組みついてテイクダウンを奪う。ハーフからすぐにパスに成功したデロームは、向きを入れ替えシングルに来たファーガソンにギロチンを狙う。
すぐに察知し、首を譲らなかったファーガソンは上半身を起こしてパウンドを落としていく。ファーガソンをガードの中に入れたデロームは、ハイガードから三角絞めへ。右腕を送ろうとして、押し込みながら、エルボーをガードから放っていく。
暴れるファーガソンの腕を送り、十分な形に入ったデロームは足を組み変え、腕十字へのスイッチも可能な形へ。体を起こすファーガソンだが、頭を下げられるもオモプラッタに移行してきたところで、腕を引き抜きパウンドを落としながらサイドへ。流れるようにデロームの動きに合わせて、マウントを奪ったファーガソンは肩固めからマウントへ戻り、腕十字を仕掛ける。
腕を引き抜いたデロームがトップを奪い返したところで、1Rが終了した。2R、序盤の打撃戦ではファーガソンの勢いがデロームを上回る。左から右フックを打ち込み、さらに左を入れると、デロームが仰け反る。
鼻血を流し、肩で息をするファーガソンは、蹴り足を掴んで右フックを放り込むも、やや軸がぶれている。デロームもまた動きがスローになる消耗戦は、ファーガソンの左がヒット。続くスピニングバックフィストは空振りに終わるが、首相撲からヒザを打ち来んだファーガソンは、スローなペースのなかでも攻勢を握る。
残り2分、テイクダウンを奪ったファーガソンに対し、ケージを背にしたデロームが上半身を起こす。ギロチンを仕掛けたファーガソンは、デロームが立ち上がると自ら引き込むが、これは逃げられてしまう。
打撃戦で左をヒットしたファーガソンは、そのまま打撃戦を続けず、組みつくと投げの攻防のなかでトップを許して、ラウンド終了に。最終回、不用意に前に出てきたファーガソンに左をヒットさせたデロームは、尻餅をついたファーガソンのシングルに狙いに合わせてバックを奪う。
そのまま4の字フックからリアネイキドチョークを仕掛けると、背中が伸びたファーガソンは敢えなくタップし、デロームが勝利した。