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【BFC59】締まらないヘビー級T。金的蹴りでノーコンテスト

2011.11.27

<ヘビー級トーナメント決勝/5分3R>
チアゴ・サントス(ブラジル)
NC 1R1分24秒by Accidental blow
エリック・プリンドル(米国)

距離を取る両者、プリンドルが左を振るいながら前に出ると、組みついたサントスがテイクダウンに成功する。トップからパウンドを落すサントスは、すぐハーフに。そのままマウントを狙うが、プリンドルが押しのける。

立ち上がったプリンドルを再びテイクダウンしたサントスは、ハーフから細かいパウンドを落していく。今度はじっくりと攻めるサントス、そのまま上体を起こしてパウンドを重ねる。ここで立ち上がったサントスは何を思ってか、そのまま股間を躊躇なく股間を蹴るつける。


腹這いになって、痛みに苦悶の表情を浮かべるプリンドル。懸命に立ち上がろうとするが、片膝をつきなかなか立ち上がることができない。何とか立ち上がってなお、ケージに顔を埋めたままのプリンドルは、ここでサントスと握手をかわすも、痛みで脂汗ばかりか、涙も浮かべている。

その場でジャンプをし、さらに時間を掛けて回復に努めるプリンドルに対し、レフェリーがドクターを呼び込む。プリンドルと話すドクター、ここで医療チームがケージに入り、負傷インターバルに与えられる5分が経過する。と、レフェリーがゴングを要請し、ノーコンテストに。故意でない事故と結論づけられたわけだが、締まらないトーナメントは、締まらないエンディングを迎えた。

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