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【UFC139】ブラジリアン対決は、僅差の判定に……

<ライト級/5分3R>
グレイソン・チバウ(ブラジル)
Def.判定2-1:29-28、28-29、30-27
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

サウスポーに構えた両者。前に出たチバウに対し、ドスアンジョスは左に回って攻撃をよけると、自らは左を大きく打ち込んでいく。プレッシャーをかけ始めたドスアンジョスは、左ハイ、右ローを見せるも、チバウも前に出ていく。

チバウはパンチのプレッシャーからテイクダウンを決めるも、ドスアンジョスはバタフライガードからシングルで立ち上がり、左ストレートを打ち込む。両者のワンツーが交錯し、ドスアンジョスはアッパーで距離を詰めると、そのままダブルレッグでテイクダウンを奪うことに成功する。

ケージを背に立ち上がったチバウ、スコアを戻したばかりで、組みには固執しない。ドスアンジョスは前蹴りを見せ、チバウのシングルを切るも、ここで右フックを受ける。残り20秒、再びアッパーからテイクダウンを狙ったドスアンジョスだが、これはチバウが凌いで互角の初回が終わった。


2R、チバウのバンテージがほつれ、試合が一時中断するもすぐに再開する。右ジャブから左を伸ばすドスアンジョスは、チバウの前進に右フックを打ちこむ。右アッパーを遠い距離から見せたドスアンジョスに対し、チバウはシングルレッグにトライする。

スタンドの打撃戦が続くなか、ドスアンジョスがアッパーから組みつくが、ここでもテイクダウンは奪えない。左側、チバウのアウトサイドに回るドスアンジョスが、左フックから組みつくと、チバウが態勢を入れ替えてケージに押し込む。ダブルレッグを狙ったチバウに、ドスアンジョスは右ワキを差し、態勢を入れ替えて距離を取る。

手数は多いドスアンジョスだったが、前に出たチバウの左から右がヒットし、ドスアンジョスがバランスを崩してケージを背にする。チバウのパンチが、連打でドスアンジョスの顔面を襲い、重い左を何度も喰らい、絶体絶命のピンチに。それでも、ドスアンジョスが左をチバウの顔面にヒットさせると、チバウがペースを落とした。

3R、回復具合が気になるドスアンジョスは、力を込めたパンチを放っていく。すると、右ヒザ蹴りを見せ、さらに右ハイを見せる。カウンター狙いのチバウは、ダブルレッグを見せるも、ドスアンジョスは簡単にカットし左ローを蹴りこむ。

テイクダウンからパンチを見せるチバウは、ドスアンジョスの左ローをキャッチして左ストレート。ショートの左アッパーを放ったチバウは、残り2分でドスアンジョスの右に合わせてダブルレッグからテイクダウンを奪う。

ケージを背にして、立ち上がったドスアンジョスは、逆にチバウをケージに押しこむも、テイクダウンは奪えない。四つ組みの攻防が続き、態勢を入れ替えたドスアンジョスは、残り1分を切っても組みに固執し、シングルに切り替えるが、20秒を要してもテイクダウンを奪えないまま、試合は残り10秒へ。懸命に前に出て拳を振るうドスアンジョスだったが、試合はタイムアップになり、2-1でチバウがスピリット判定をモノにした。

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