【UFC135】ジョーンズ一本勝ち、ランペイジ退け初防衛
<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョン・ジョーンズ(米国)
Def.4R1分14秒 by リアネイキドチョーク
[挑戦者]ランペイジ・ジャクソン(米国)
睨みつけるランペイジと、目を合わせないジョーンズ。低い姿勢で、手をついたまま前に進み、足をキャッチ。そのまま立ち上がったジョーンズは、ランペイジをケージへと押し込み、ヒザをボディに見舞っていく。
体勢を入れ替えたランペイジを再びケージへと押し込んだジョーンズは、エルボーを見せる。ワキを差していない状態で、押し込み続けるジョーンズは距離を取るとサウスポーの構えから前蹴りを放つ。続いて右ハイ、左前蹴りを見せて、さらに左ローを続ける。
オーソドックスに戻し、組みついたジョーンズは、ランペイジをいなしして距離を取る。右ハイキック、左前蹴りと、ランペイジに前進を許さない王者はここでローから左ストレートを伸ばし、続いて前蹴り、ローと蹴りを多用する。
サイドの構えからジャンプし、組みついたジョーンズが、細かいヒザ蹴りから肩パンチ、そして離れ際にスピニングバックエルボーを放つと、ランペイジの前頭部にヒット。距離ができて、左ハイ、スピニングバックキックは空振りしたジョーンズは、ランペイジの大振りのフックをノーガードでかわして初回が終了した。
2R、ジョーンズはまず右ハイを見せ、ローにつながる。距離を詰めたランペイジに対して、すぐに体勢を入れ替えてケージへと押し込んだジョーンズが、ボディにヒザを突き上げる。ランペイジはスピニングバックエルボーにテイクダウンを合わせ、ジョーンズのテイクダウン狙いを耐える。
少し肩で息をするようにも見えるランペイジに対し、右ストレートを伸ばしたジョーンズは、スイッチしてサウスポーから左の前蹴りを繰り出す。慎重な攻めが目立つ両者。組みついたジョーンズだが、テイクダウンは狙わない。距離が詰まり、オーソに戻したジョーンズがローを放つ。
ランペイジのフックを警戒するジョーンズのスピニングバックキックは当たりが浅い。右ハイ、左サイドキックと足技を続けるジョーンズが、左ジャブを伸ばすと、ランペイジが距離を詰めて右ストレートを見せる。左ジャブから右のタイミングを計るランペイジに、ジョーンズの左ジャブがヒットする。
残り10秒、組みついたまま終えるかと思われたジョーンズは、なんとフライングトライアングルを仕掛けて2Rが終わる。
3R、がぶりからトスに失敗したジョーンズだが、ランペイジはここで距離を詰めない。サウスポーのジョーンズに、ランぺイジがローから右フックを放っていく。
距離をとったジョーンズは右ジャブ、スイッチして左ジャブから前蹴り、さらに右ローからシングルレッグ、ダブルに移行してテイクダウンを奪う。パスから簡単にマウントを奪取したジョーンズは右エルボー、続いて左のエルボーを見せるが、ランペイジは腰を押して隙間をつくると、すぐに立ち上がる。
スタンドに戻ると、ジョーンズは右ミドル、前蹴りを見せるも、ランペイジは前で出ていく。右から左をヒットさせたジョーンズに、思い切りランペイジがフックを放つが、これは空砲に。
ジョーンズの右に、左を伸ばして前へ出るランペイジに対し、王者のローキックがヒット。ジョーンズは続いてフライングニーを見せるも、これは当たりが浅い。ノーガードから左ジャブを見せたジョーンズが、ダブルレッグを狙ったところで3Rはタイムアップに。
4R、ここにきてスピードを上げた王者は、カカト落としのような蹴りを見せる。組みついたランペイジの左ワキを差したジョーンズは、組み変えてインサイドトスでテイクダウンに成功。エルボーからバックに回り、足を一本フックしたジョーンズが、そのままリアネイキドチョークへ。そのまま背中を伸ばし、仰向けになったジョーンズの左腕はしっかりとランペイジのノド元を絞めつける。
目を見開いたランペイジが、観念したようにタップし、ジョーンズが初防衛に成功した。