【UFC135】1R終了残り1秒でヒューズ撃沈
<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・コスチェック(米国)
Def.1R4分59秒 by KO
マット・ヒューズ(米国)
左ジャブを伸ばしたヒューズをコスチェックはステップバックでかわす。続くコスチェックの左ジャブを下がってよけたヒューズは、すぐに左を突きながら前へ。ワンツーからスリーまで伸ばしたコスチェックの左ストレートがまっすぐヒューズの顔面を捉える。
直後に左フックをヒットさせたヒューズだが、互いに組みつく素振りもない。距離を詰めたコスチェックはアッパーへ。ヒューズも下がらず左を伸ばす。ここで、右アッパーをヒットさせたヒューズに大歓声が起こる。
オクタゴン中央で互いにパンチを打ちあうと、コスチェックのパンチをヒューズがスウェイでかわす。ここでコスチェックが初めてテイクダウンを見せるが、ケージを背にしたヒューズは倒れない。
残り1分、試合はケージ中央へ戻り、組みつこうとしたヒューズにコスチェックのアッパーが捉える。動きの止まったヒューズは、ニーを蹴り上げるもバランスを崩して後方に崩れた。足を捌いて、パンチから鉄槌を集中させるコスチェック。ヒューズは懸命に足を取りに行こうとしたが、コスチェックの鉄槌が頭部を襲い、完全に動きを止まった。
ヒューズは1R終了まで残り1秒というところでTKO負けを喫した。勝ったコスチェックは「この試合を受けてくれたマット・ヒューズに感謝したい。彼はレジェンドだ」語る。一方のヒューズはマイクを向けられ、大歓声のなかで「リタイアはしない。素晴らしいトレーニングキャンプもある」と、UFCとの契約の行方に関わらず、闘い続ける意思があることを示唆した。