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【UFC133】グスタフソンが打撃の成長見せる

<ライトヘビー級/5分3R>
アレクサンダー・グスタフソン(スウェーデン)
Def.2R3分34秒 by TKO
マット・ハミル(米国)

グスタフソンはテイクダウン狙いで前に出てくるハミルにパンチを合わせようとする。ストレートだけでなく、アッパーも顔面をかすめた。アッパーを受けつつ、フックを打ち込むハミルだが、ややスピード不足か。右に回りながらローを蹴り込むグスタフソンは、USAコールのなか再びアッパーを放り込む。

思い切り振り上げたアッパーは空を切ったグスタフソンは、左を打ち込まれても、なお左右のシュートフックを連打していく。左を突き上げ、右手で足を刈ろうとするハミルだが、身長差が邪魔をして、テイクダウンを奪えない。


2R、必死に距離を詰めたハミルだが、アッパーだけでなくボディにヒザを受けてテイクダウンを奪えない。テイクダウン狙いを防がれるたびに、体力を疲弊する。グスタフソンは攻守の入れ替えが機敏で、攻め込むときに一気に回転数を上げてくる。

パンチを受けてようやく組みついても距離を捉えるハミルは、アッパーとフック、さらに左ハイを受けてしまうと、上体に起き上がってのテイクダウン狙いが手だけが伸びるように追い込まれていく。さらに左フックからアッパー、さらにアッパーの連打を受けて前方に崩れ落ちた。

グスタフソンは冷静にパウンドを落とし、バックに回り込むとマウントへ移行してヒジ打ち、そしてパウンドの連打。レフェリーのストップが遅いと感じられる仕上げを見せたグスタフソンが、ハミルをTKOで破った。「物凄く嬉しい。信じられない。夢が現実になった」と述べたグスタフソン、アライアンス・トレーニングセンターでの練習の成果が出た打撃の成長ぶりだった。

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