＜ウェルター級／5分3R＞
ホルヘ・ロペス（米国）
Def.2R終了時 by TKO
デヴィッド・マーシャル（米国）

ロペスのセコンドにはヴァンダレイ・シウバがつく。対戦相手のマーシャルは、シーザー・グレイシー門下生だ。

左を伸ばすロペスに、マーシャルはハイを見せる。近距離で放つフック、ローとパワー溢れるロペスは、首相撲からヒザを突き上げ、再びフックを叩きこむ。

懸命に組みついてロペスをケージに押し込んだマーシャルだが、ロペスは首相撲へ。引き込んだマーシャルが、ヒールフックを狙うも、ロペスは体を捩じって逃れると、試合はスタンドに戻る。再び組みついたマーシャルが、ジャンピングガードを狙うと、ロペスはそのままケージに押し込んでフックを入れる。

足をついて、距離を取ったマーシャルに右ロー、組みついてきたところにヒザを入れたロペスは背中をケージに預け、テイクダウンを許さない。懸命にワキを差すマーシャルに対し、ロペスは首をコントロールする。マーシャルは、フライングガードを狙うが、すっぽ抜けてキャンバスに背中をつけた。

すぐに立ち上がったマーシャルに、ロペスのパンチが襲いかかる。ここでロペス優勢の1Rが終わった。2R開始早々、マーシャルがロペスに組みつくと、ケージを蹴ってガードへ。ロペスが距離を取るや、レフェリーがマーシャルに立ち上がるように指示を与える。

右ローから左ローを嫌がり、組みついてくるマーシャルにエルボー、さらにヒザを叩き込み、ロペスはテイクダウンを許さない。マーシャルの首投げを潰し、距離を取り直したロペスは、左から右とワンツーをヒットさせる。さらに左を入れるロペスだが、ケージが小さいことも影響し、すぐにケージに押し込まれてしまう。

ケージに背中を預けてなお、勢いのある左、右ヒザを突き上げるロペスに、たまらずシングルレッグを仕掛けたマーシャルだが、ロペスはスイッチからトップを奪うと、ハーフから鉄槌、エルボー、強烈な右のパウンドを落とす。動きが止まったマーシャルはタイムアップに救われた形となったが、3Rに向かうことはできず、ヴァンジ・ファイトチーム期待のホルヘ・ロペスがTKO勝ちを収めた。

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