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【SUPER RIZIN05】仕切り直しの斎藤裕戦へ、YA-MAN「似た者同士の試合で、確実に死闘になる」

【写真】自分が強くなるための最短距離、そして必要なものは何か。常にそれを意識して考えていることが分かるインタビューだ(C)TAKUMI NAKAMURA

10日(木)、大阪市西区の京セラドーム大阪で開催される超RIZIN05でYA-MANが斎藤裕と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

YA-MANは昨年大晦日に決まっていた斎藤裕戦を自身の左眼窩底骨折により欠場。負傷箇所に装具をつけたままでのリングからの挨拶は痛々しい姿だったが、年明けからは順調に回復し、万全の状態で今大会で復帰を果たすことになる。この欠場期間でMMAファイターとして大きく成長し、斎藤との仕切り直しの一戦に挑むYA-MAN。斎藤戦について聞くと「確実に死闘になると思う」と語った。


自分が目指すべきスタイルが分かってきた。最近で言ったらジョシュア・ヴァンとピョートル・ヤン

──いきなりですが、YA-MAN選手は読書が好きですよね。SNSにもよく自分が読んだ本を載せていて。

「読書はめちゃ好きですね。将来的に自分で会社をやりたいと思って、20歳ぐらいから好きになりました。ジャンルとしてはビジネス本とか自己啓発本が多いですね。逆に小説系はあんまり読まないです」

──YA-MAN選手は新しい情報を得て、それを自分の中に取り込む作業が好きなのですか。

「僕は自分に対して自信がないというか、才能がない人間だと思っているんで、それだったら才能のある人の真似をすればいいやと思ったんですよ。才能のある人たちがどういうことをやってきたのかを知って、とりあえずその真似をしてみる。そういう感じですね」

──その中では自分に合うもの、合わないものを取捨選択している、と。

「そうです。格闘技もそうですけど、新しいことを取り入れて、自分に合わなかったら捨てて、自分に合ったら継続してやる、ですね。読書に関しては基本的に自分に合いそうだと思った本しか買わないですし、あとはいわゆる名著だったり、僕の知り合いの人からおすすめしてもらった本だったりなので、基本的には僕にとっていい本ばかりです」

──やや強引かもしれませんが、今のような話を聞くとYA-MAN選手もMMAのキャリアを重ねることで、YA-MAN選手が目指す理想のMMAの形やファイトスタイルが明確になっているのではないかと思います。

「最近はより明確になってきましたね。最初は何が正解で何が不正解か分からないところからのスタートだったんですけど、ある程度の基礎が固まってきて自分が目指すべきスタイル、俺はやっぱりこれだというのが分かってきました。最近で言ったらジョシュア・ヴァンとかピョートル・ヤン。自分的に今一番(目指しているスタイル)はジョシュア・ヴァンですね。この選手のスタイルを目指していけば、UFCのチャンピオンになれるんだろうなみたいな感覚で見てました」

──確かにYA-MAN選手のスタイルをより進化させるとジョシュア・ヴァンやピョートル・ヤンに近づきそうですね。

「ジョシュア・ヴァンは結構寝かされることが多いけど、立つのが上手いじゃないですか。多分ジョシュア・ヴァンは別に寝かされても立てばいいやという感覚で戦っている気がして、あの戦い方はいいなと。自分もこういうスタイルでやっていこうと思っていますね」

──立ち上がる自信があるから、打撃の圧力もかけていけるし、結果的に相手がそれを嫌がると思います。

「やっぱりテイクダウンするとか押さえ込むとかって相当体力を使うんで、最近は究極そこでフィニッシュさえされなければいいやという考えでいますね。もちろん立ち上がることが出来たうえで、ですけど」

怪我している期間でレスリングにも力を入れた。技術力がめっちゃつきましたね

──YA-MAN選手としては昨年大晦日の負傷欠場を経ての復帰戦となりますが、どのくらいから練習を再開したのですか。

「練習そのものが完全にできなかったのって実は1カ月ぐらいなんですよ。だから1月はゆっくりして、2月から柔術の練習とミットを再開しました」

──大晦日に鼻からチューブを入れた状態でファンの前で挨拶した姿が衝撃的だったので、練習を再開するまでかなり時間がかかっていたのではないかと思っていました。

「あれは術後1週間はつけてないとダメで、そのタイミングでみなさんに挨拶した感じだったんです。で、その後にもう1回手術してるんですよ」

──合計2回手術してるんですか。

「はい。2回目の手術で目の下にプレートを入れました。そのおかげで元の骨よりも強い状態になったみたいで、本当にいい先生に手術をしてもらったなと思います。複視や斜視はもう少し治るまでに時間がかかったんですけど(手術して)2週間後には練習再開して大丈夫だよと言われたので、週5日で柔術をやってました」

──打撃のコンタクトがある練習の再開に時間がかかっただけで、それ以外は練習はすぐに再開していたのですね。

「打撃のコンタクトがある練習、16オンスのグローブとマウスピースをつけるような打撃の練習は5月ぐらいですかね。それまでは小さいグローブで対面シャドー、実際には当てない形の練習をやってました」

──ただコンタクトする練習が出来ないからこそ、自分を見つめ直すことが出来ましたか。

「技術力がめっちゃつきましたね。怪我の影響で普段やらないような練習、端折るというか、こんなのやらなくていいだろうと思っていた練習をやることが出来て『これってこんな大事だったんだ!』と気づけました。試合に向けてもいい状態で準備が出来ているし、先週(取材日は8月29日)ボクシングの日本ランカーと練習しても意外とやれたし、なんか全然大丈夫だわって。この人とこれだけできたら、総合格闘家の打撃は大丈夫だろうと思いました。あとはこの期間でレスリングにも力を入れて、それが凄い上手くなりましたね」

自分は寝かされたくない、斎藤選手は寝かせたい。そこの勝負になる

──そういった部分は自然と斎藤選手の対策にも繋がっていますか。

「レスリングに関しては(怪我の影響で)自分が出来る練習がそれだったんでやっていたというか。そうしたらめっちゃレスリングが強くなれたんで、こんなに変わるんだというぐらい変わりましたよ。多分、今回はクリーンなテイクダウンは取られないと思います」

──いざ試合が始まったら見ている側も「YA-MAN、変わったな!」と思うぐらい変化していますか。

「MMAができるようになった感じですね。打撃に関してはそんな変わらないと思うので。テイクダウンで負けないとか、立ち上がりが上手くなったとか、そういうところを見てもらえば僕のMMAの成長を感じてもらえると思います」

──YA-MAN選手と斎藤選手はファイトスタイルこそ違えど、気持ちが強くてタフな試合をするという部分で共通点があると思っていました。YA-MAN選手はどう感じていますか。

「斎藤選手は気合い系の頑張る選手ですよね。で、冷静かと思いきや、意外と血気盛んというか。色々と過去の試合を見て分析していると、相手のやりたいことに乗ったりもするし、結構感情的なファイターなんだなと思いました」

――そういったことも踏まえて、今回は噛み合う試合になりそうですか。

「似た者同士の試合で、泥試合になるかなと思います。その中でどこで差が出るかと言ったらレスリング。自分がテイクダウンされて寝かされて、そこで戦うことになったら斎藤選手の方が何枚も上手だと思うので。自分は寝かされたくない、斎藤選手は寝かせたい。そこの勝負になると思います」

──YA-MAN選手はここからどんな復活劇を見せていきたいですか。

「もちろん今回、斎藤選手に勝ってトップを目指していきたいですね。怪我をしている期間によりそれを強く思いました。やっぱり自分は格闘技でトップになりたいし、MMAでトップを目指したい。その気持ちがより強くなりましたね」

──今大会は色々なカードが組まれていますが、YA-MAN選手の復帰戦を楽しみにしている人はたくさんいると思います。その人たちにメッセージをいただけますか。

「確実に死闘になると思うんで楽しみにしていてください」

■視聴方法(予定)
9月10日(木)
午後3時~ ABEMA、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■SUPER RIZIN05対戦カード

<RIZIN&PFLフェザー級選手権試合/5分3R>
[RIZIN王者]ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
AJ・マッキーJr(米国)

<ライト級/5分3R>
朝倉未来(日本)
青木真也(日本)

<フェザー級/5分3R>
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)
平本蓮(日本)

<ライト級/5分3R>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
野村駿太(日本)

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕(日本)
YA-MAN(日本)

<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
高木凌(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
RENA(日本)
ナターシャ・クジュティナ(ロシア)

<キック71キロ契約/3分3R>
ブラックパンサー・ベイノア(米国)
宇佐美秀メイソン(日本)

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