【UFN15】ファイトナイトは、ライト級ウォーズ前夜祭
17日(水・現地時間)、米国ネブラスカ州オマハ・シビックオーデトリアムで開かれるUFC『ファイトナイト15』の公開計量が、16日(水・同)同所にて行われた。
10月よりPPV大会4大会、WEC2大会、TUFシーズン8のスタートとフィナーレショー、実に3カ月で7大会が控えるズッファ系イベントにあって、やや地味目なラインナップとなった今大会。
それでもタイソン・グリフィン×ショーン・シャーク、ケニー・フロリアン×ジョー・スティーブンソンというPPVマッチの盛り上がりを煽るべく、粒ぞろいのライト級マッチが3試合組まれている。
メインのネイト・ディアズ×ジョシュ・ニアー戦、ニアーはお隣アイオワ州のファイターでネイトの実兄ニックに敗れたことがあり、血のつながった兄弟にリベンジを挑む。一方のTUFシーズン5ウィナー、バッドボーイ・キャラが板についてきたネイトは、兄同様立ち上がりの不安定な動きで追い込まれながらも、最後は勝利を奪う逆転男。気合いの入った知将シーザー・グレイシー門下の若き実力者がキャリア初となるUFCメインに挑む。
メイン以上に楽しみなのがセミのクレイ・グイダ×マック・ダンジグの一戦だ。ネイトが逆転男なら、積極的な両者は名勝負男の異名が相応しい。タイソン・グリフィン、そしてロジャー・フエルタ戦で敗北を喫しながら、その勇敢な戦いぶりが絶賛されたグイダ、低調だったTUFシーズン6で数少ない光った存在のダンジグ。両者ともレスリング+ブロウラータイプであるが、よりアグレッシブなグイダ、寝技では繊細さも兼ね備えるダンジクの試合は、大会ベストバウト候補、熱戦が期待される。
もう一つのライト級は、4月のケニー・フロリアン戦の惨敗から復帰戦となるジョー・ローゾンとカイル・ブラッドレーの一戦。ブラッドレーは、UFCデビュー戦となったウェルター級の試合で敗れており、階級を下げて初勝利を目指す。計量でバキバキの体を披露したブラッドレーのパワーをローゾンが如何にさばくのか。TUFの人気者でも、スッパリと切られる厳しいズッファ体制での生き残り合戦に注目だ。
ライト級以外ではIFL世界ミドル級王者ダン・ミラーの参戦と、豪州最強ヘビー級戦士=ウォリアーズレルム・ヘビー級王者&XFCヘビー級王者ブラッド・モリスのライトヘビー級転向、第一戦の模様も気になるところ。
■『UFC Fight Night 15』計量結果は下記の通り
<ライト級/5分3R>
ネイト・ディアズ:155ポンド(70.3キロ)
ジョシュ・ニアー:155ポンド(70.3キロ)
<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ:155ポンド(70.3キロ)
マック・ダンジグ:155ポンド(70.3キロ)
<ミドル級/5分3R>
エド・ハーマン:185ポンド(83.9キロ)
アラン・ベルチャー:185ポンド(83.9キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
ヒューストン・アレクサンダー:205ポンド(92.9キロ)
エリック・シャファー:205ポンド(92.9キロ)
<ミドル級/5分3R>
アレッシオ・サカラ:185ポンド(83.9キロ)
ジョー・ヴェデポ:185ポンド(83.9キロ)
<ミドル級/5分3R>
ウィルソン・ゴヘイア:185ポンド(83.9キロ)
ライアン・ジャンセン:185ポンド(83.9キロ)
<ライト級/5分3R>
ジョー・ローゾン:155ポンド(70.3キロ)
カイル・ブラッドレー:155ポンド(70.3キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
ブラッド・モリス:205ポンド(92.9キロ)
ジャイソン・ブリイズ:205ポンド(92.9キロ)
<ミドル級/5分3R>
ドリュー・マックフィールズ:185ポンド(83.9キロ)
マイク・マッセンツィオ:185ポンド(83.9キロ)
<ミドル級/5分3R>
ダン・ミラー:185ポンド(83.9キロ)
ロブ・キモンス:185ポンド(83.9キロ)