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【UFN270】減点があっても2-0でマーフィーを下したエフロエフ。「タイトル挑戦をさせない理由はない」

<フェザー級/5分5R>
モフサル・エフロエフ(ロシア)
Def.2-0:48-46.48-46.47-47
レローン・マーフィー(英国)

2024年12月以来の実戦復帰、キャリア20連勝を目指すエフロエフを母国に迎え撃ったマーフィー。サウスポーに構えたマーフィーが、オーソにスイッチしてボディか右を伸ばす。続いて右ストレートを振るうと、エフロエフが右ハイを狙う。左ボディを入れたエフロエフが圧を高めるが、マーフィーも右を伸ばしサークリングで間合いを取り直して構えを変える。自らの右ハイで姿勢を乱したエフロエフは、すぐに立ち上がりプレッシャーをかける。エフロエフはスイッチして左の蹴りを見せると、蹴り足を前についてオーソに戻す。

蹴りに右を合わせにいったマーフィーは、サークリングしながらのファイトで右フックを空振りする。残り1分、右で前に出たエフロエフがジャブをかわして左を伸ばす。さらに左ミドルを入れ、スピニングバックフィストを狙った。

2R、初回は隙の無いファイトを見せたエフロエフが、前足のハイを見せる。マーフィーもジャブを伸ばすが、見たエフロエフがハイを狙う。ブロックし、逆に蹴りを繰り出すマーフィーが序盤は手数で上回る。蹴り足を手で払われ、手をついたエフロエフが戦闘態勢を取り直してなおジャブを被弾する。マーフィーは続いて右を入れると、右カーフへ。左ハイ、ジャブからワンツーのマーフィーに対し、エフロエフは左ボディを決める。さらに後ろ回し蹴りから左オーバーハンドを入れたエフロエフが、左ハイ&スピニングバックフィストを繰り出す。マーフィーもボディからフック、カーフを決める。エフロエフの左ロングにも、ショートを打ち返したマーフィーがラウンドを取ったか。

3R、マーフィーがジャブを当て、エフロエフがインローを蹴る。蹴りでエフロエフの圧を返そうとするマーフィーはテイクダウン狙いにヒザを合わせるが、尻餅をつかされバックを取られる。エフロエフは拘らず自ら離れると、マーフィーが前蹴りを入れる。と、エフロエフのローが急所に入り試合が一時中断。再開後、右前蹴りのマーフィーが、スピニングヒールキックを放つ。ガードしたエフロエフは右ミドル、ワンツーに右のオーバーハンドを合わせていく。ボディにコンビを決めたマーフィーは、右オーバーハンドをブロックし右ローを蹴る。

エフロエフも右ミドルを入れたが、質量が落ちたか。勢いに乗るマーフィーは手数が増える。それでも右を入れ、左右のフックからラッシュを掛けたエフロエフ。中盤と終盤の連打でラウンドを取った。

4R、エフロエフがまず左ミドルを決めたが、続く左の蹴りが急所に入る。マーフィーは1分強で試合再開に応じ、エフロエフに減点が命じられる。握手で試合が再開し、ペナルティを受けたエフロエフの前進に、マーフィーが右を当てる。エフロエフは蹴り足をキャッチして右を当てると、マーフィーは尻餅をつく。打撃の間合いに戻ったエフロエフに対し、マーフィーがヒザをついて低い姿勢でスピニングバックエルボーを狙う。

エフロエフは左ジャブを当て、右オーバーハンド。そしてダブルレッグでテイクダウンを奪うと、バックに回って後方から殴る。立ち上がったマーフィーをボディロックで倒し、パンチを繰り出すエフロエフが、残り1分45秒で離れる。マーフィーが右ミドルを入れ、エフロエフの左ミドルに右を合わせていく。ハイキックを空振りし、スリップしたマーフィーは尻餅をつくとエフロエフのパウンドを受けながら立ち上がる。そのマーフィーのジャブに、エフロエフがショートのコンビを繰り出した。

最終回、右アッパーを入れたエフロエフが、右ジャブを当てる。続いて、蹴りからスピニングバックフィストを狙ったが空振りに。アッパー、オーバーハンドと上と下から攻め、パンチに気が行ったマーフィーから簡単にテイクダウンを奪ったエフロエフがパウンドを落とす。マーフィーはグランビーロールから足関節を狙うが、足を抜かれニアマウントを許してしまう。強烈なパウンドを受けながら立ちあがったマーフィーに対し、5Rを迎えたエフロエフは執拗なコントロールを続ける。

それでも間合いを取り直したエフロエフが右オーバーハンド、マーフィーも左オーバーハンドを打ち返す。打たれると、打ち返す――キックのような展開から、ヒザを狙ったマーフィー。エフロエフも姿勢を乱しながら、パンチを振るう。マーフィーはスピニングバックエルボーでバックを許すと、エフロエフがダブルレッグでテイクダウンを決める。スイープに耐え、スクランブルでバックに回ったエフロエフ。マーフィーも胸を合わせて離れると、タイムアップに。健闘を称えあった直後、マーフィーは腰の下を気にする素振りを見せてキャンバスに寝転がった。

終盤、組みを織り交ぜて優勢に試合を進めたエフロエフだが、減点がある。果たしてジャッジの裁定は48-46が2人、47-47が一人でエフロエフがマジョリティ判定勝ちを手にした。「言っていたように僕の方が打撃は上だ。ジョーク。コーチがレベルチェンジをしてフェイクを多用しろと言っていて、テイクダウンとパンチを混ぜた。フィニッシュはできなかったけど、僕のパンチはハードだったと思う。でも、彼の顔を見ればダメージがあることは明らかだ。勝つためにレスリングを使う必要性はなかった。アレックスは何度も僕の名前を挙げていた。僕は彼の挑戦を受ける。UFC、もう僕にタイトル挑戦をさせない理由はないだろう」と話した。

そして敗者マーフィーも「彼の望むようにタイトル挑戦権を与えてくれ。4Rに腰を脱臼? そうだポップした」とコメントした。


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