【Challengers】デヴィッドはガス欠、フォドーが5連勝飾る
■ライト級/5分3R
カロス・フォドー(米国)
Def.3R2分12秒 by TKO
デヴィッド・ダグラス(米国)
すぐに組みついたフォドーが、デヴィッドをケージに押し込む。足を掛けてテイクダウンを狙ったフォドーは、デヴィッドが耐えるとヒザを見舞っていく。一瞬、距離ができると鋭いパンチを打ちこんだデヴィッドは、ヒザ蹴りを逆に見せると、たまらずフォドーが組みついていく。
しかし、ここでテイクダウンを奪ったデヴィッドはフォドーのバックに回り込む。これは乗りすぎで、前方に落されたデヴィッドだったが、立ち上がってヒザを受けながらもダブルレッグでテイクダウンを再び奪う。すぐに尻を持ち上げ、がぶったフォドー。引き込むように背中を付けたデヴィッドは、双子のダミアン同様に1R終盤でガスアウトに。
フォドーはエルボーの連打から、キムラを狙いつつキムラ・アームロックへ。頭を跨ぎ、十分の体勢と思われたキムラだったが、フォドーは敢えてフィニッシュを狙わないような形でラウンド終了を迎えた。
2R、開始早々組みついたフォドーに引き込んで潜りを見せたデヴィッドだが、フォドーがこれを潰してパウンドを落とす。背中を見せたデヴィッドは、バックを譲りそうになりながら立ち上がると、ここでもヒザをボディに受ける。と、そのままシングルを仕掛けたデヴィッドは、フォドーのタイトなギロチンから逃れたものの、直後にトップからマウントを奪ったフォドーがエルボーを連打。さらに左右のパウンドを放ってデヴィッドを追い込む。
ダミアン同様、スタミナを切らしてなお、最後の粘りを見せるデヴィッドは、足を戻してガードから腕十字を仕掛ける。フォドーは腕を引き抜いて、担ぎパスガードからサイドへ。デヴィッドはハーフに戻すが、フォドーは再びアームロックからエルボー。フォドーもこれが5戦目のファイター、攻め疲れから動きは落ちたが、完全に試合を支配したまま最終ラウンドを迎える。
スタミナ切れとダメージの蓄積、もう戦闘状態にないように見受けられるデヴィッドに詰め寄り、ヒザを見舞うフォドー。ボディから顔面に狙いを変え、連続で放つ。必死に腕を掴むだけで、有効なディフェンスを見せることができないデヴィッドだが、レフェリーは試合を止めることはない。
小さなアッパーから、ヒザを続けるフォドー、何ら反応のできないデヴィッドを見て、ついにレフェリーが試合をストップ。フォドーがキャリア5連勝を飾った。