【Strikeforce】青木、一年振り北米へ。ビアボーム戦決定
【写真】 ほぼ1年振りのストライクフォース出場となる青木真也と対戦相手のライル・ビアボーム(C)KEITH MILLS
9日(水・現地時間)、Strikeforceより4月9日(土・同)にカリフォルニア州サンディエゴのバレービューカジノ・センターで行われる「Diaz vs Daley」に、青木真也の出場が正式発表された。青木にとっては、昨年4月17日以来のストライクフォース参戦となる。
ニック・ディアズの持つストライクフォース世界ウェルター級王座にポール・デイリーが挑戦する一戦がメインの同大会。加えてギルバート・メレンデスと、日本の川尻達也が同世界ライト級選手権試合で対戦し、ゲガール・ムサシ×マイク・カイルも行われるなか、青木の参戦が決まり、セミ以下は以前からスコット・コーカーCEOが実現を熱望していた「Strikeforce×DREAM」の対抗戦の様相を呈してきたことになる。
その青木の対戦相手は、ライル・ファンシーパンツ・ビアボーム。2月18日のチャレンジャーズでパット・ヒーリーを相手にキャリア初黒星を喫したものの、それまでアマ10連勝、プロで15連勝中だった、なかなかの曲者だ。
白星のなかにはシャオリン・ヒベイロ、ドウェイン・ラドウィック戦が含まれており、当然、簡単な相手ではない。ただし、相手の懐に踏み込んで攻めてくるスタイルは、青木も戦いやすい相手という見方もできる。
目まぐるしいスクランブルの攻防のなかでおこる、スタミナ&神経の削り合いで強味を発揮するビアボームは、青木の関節技の射程距離に入ってくるファイターといえる。去年のストライクフォース出場時には、メレンデスを相手に持ち味を消された青木、あの試合を参考にビアボームも戦略を立ててくることは十分に考えられる。とはいえ、青木を相手にあの試合ができたのは、メレンデスだったからこそ。
何が起こるか、不確定要素は日本での試合より多くなることは確かだが、ケージ、異国での開催で米国初勝利が不可欠になってくる。なお、今大会に出場が噂されるもう一人の日本人ファイターだが、出場は確定しているものの、体重問題もあり、対戦相手の選定にやや時間が掛かっている模様だ。
■Strikeforce「Diaz vs Daley」対戦予定カードは下記の通り
<Strikeforce世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ニック・ディアズ(米国)
[挑戦者]ポール・デイリー(英国)
<Strikeforce世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]ギルバート・メレンデス(米国)
[挑戦者]川尻達也(日本)
<ライトヘビー級/5分3R>
ゲガール・ムサシ(オランダ)
マイク・カイル(米国)
<ライト級/5分3R>
青木真也(日本)
ライル・ビアボーム(米国)