【Strikeforce】マスヴィダルが3年1ヵ月振りの白星
■ライト級/5分3R
ホルヘ・マスヴィダル(米国)
Def.判定3-0
ビリー・エヴァンゲリスタ(米国)
ローから左、右と伸ばし前に出るエヴァンゲリスタに対し、距離を伺っていたマスヴィダルは蹴りをキャッチしてテイクダウンへ。すぐに立ち上がったエヴァンゲリスタとケージ際で一度、二度と態勢を入れ替え、互いにヒザをボディーに突きあげる。
距離を取りパンチを放つマスヴィダルにエヴァンゲリスタがテイクダウンを奪う。首を抱えた状態で尻餅をついたマスヴィダル。ケージを利して立ち上がるも、エヴァンゲリスタにエルボーを打ち込まれる。
2R、組み合ってヒザをボディーに突きあげながらテイクダウンを狙うエヴァンゲリスタに、マスヴィダルは小手投げの要領で耐えてスタンド戦をキープ。
左ロングフックを伸ばすマスヴィダルは、前に出てきた相手にテイクダウン。スコアリングを念頭に入れているのか寝技にはこだわらず、すぐにエヴァンゲリスタを立ち上がらせる。
エヴァンゲリスタは遠い距離から飛び込んで組みつこうとするが、マスヴィダルにスプロールされてしまい、リーチ差からか得意の打撃戦を挑むことができない。残り90秒で再びテイクダウンを奪ったマスヴィダルは、立ち上がりかけた相手を肩に担ぎ上げれダブルレッグで連続テイクダウンに成功。
それでも立ち上がったエヴァンゲリスタのパンチをノーガード+ヘッドスリップでかわすマスヴィダル。余裕を見せているがローは受けている。試合は最終回に入っても、前に出てくるエヴァンゲリスタをマスヴィダルがいなす展開。そして、リーチをいかして単発のジャブ、ストレートを入れるマスヴィダルに対し、パンチが届かないエヴァンゲリスタが組みついていく。
テイクダウンには至らないが、ケージ際でアッパーを打ち込んだエヴェンゲリスタ。しかし、マスヴィダルの右を受ける。残り2分半を切り、パンチをよけてから組みついたマスヴィダル。バックに回り込むが自ら距離を取る。エヴァンゲリスタは大振りのフックがかわされ、一発を当てても下がるマスヴィダルにへの追い足が鈍い。
左ジャブを打ち込むマスヴィダルは拳を振り回しながらケージに押し込む。首相撲からエヴァンゲリスタもヒザを蹴り込むが、ダメージを与えることはできない。マスヴィダルは果敢に前に出るエヴァンゲリスタの攻撃をかわして、単発の打撃、そしてテイクダウンで試合をリード。ジャッジ3者が30-27をつける完璧な試合展開を見せて、3年1ヵ月振りのストライクフォースでの白星を挙げた。