【UFC127】ハントの右アッパー炸裂、UFC初勝利
■第2試合 ヘビー級/5分3R
マーク・ハント(ニュージーランド)
Def.2R1分41秒 by TKO
クリス・トゥクシャー(米国)
KO必至のヘビー級戦、乱打戦のなか、ややスリムになったハントがトゥクシャーのパンチでバランスを崩す。それでも右一発でトゥクシャーの動きを止めて、続く右フックで両ヒザをつかせた。
ハントは深追いせず、トゥクシャーが前に出てくるのを待ち構え、組みついてくると距離を取り、思い切り右アッパーから左フックを繰り出す。続く攻防の中で放った左フックは空振りに終わったが、トゥクシャーのシングルレッグを未然に防ぐ。と、ここでレフェリーが試合と中断。トゥクシャーは左マブタを大きくカットしていた。
必死で試合続行を要求したトゥクシャー。再開されると同時にテイクダウン。ハーフポジションからキムラアームロックを仕掛ける。ハントは懸命に拳をマットにつけて耐える。痺れを切らしたトゥクシャーはアームロックを諦めて、エルボーとパウンドへ。
鮮血のトゥクシャーの反撃を懸命に耐えたハントは、2Rに入ると距離を取り直す。左へ回るトゥクシャーを追いかけて、左を見せるハント。トゥクシャーが前に出てくると、右を思い切り振るっていく。
なかなか前に出られないトゥクシャーに対し、自ら距離を詰める。ここは組みつかれたが、距離を取り直すと、右アッパーを突き上げていく。トゥクシャーは左を振るうも逆に右を食らってしまう。この一発にややひるみながら、ハントの左にシングルレッグを合わせようとした。ここでハントはトゥクシャーの顔面に再び右アッパーカット一閃。TKO勝ちで、UFC初勝利を挙げた。