【UFC125】エドガー×メイナード熱戦ドロー、五味一本負け
2011年1月1日(土・現地時間)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナでは、UFC125「Resolution」が開催された。
同大会では、ジョゼ・アルド&シェーン・カーウィンの負傷欠場により、一部のマッチメイクに変更がみられたものの、UFC世界ライト級王座を懸けたフランク・エドガー×グレイ・メイナードの一戦に、UFC戦績1勝1敗で難敵クレイ・グイダと激突する五味隆典の参戦、キム・ドンヒョン×ネイト・ディアズのウェルター級戦など、見逃せないラインナップは変わらず。
そのメインイベント。2008年4月のUFN13で、メイナードにキャリア唯一の黒星を喫したエドガーと、UFC8連勝中のメイナードという共にテイクダウンを軸に戦う両者の再戦は、初回からメイナードの左がヒット。尻もちを付いたエドガーにダーティーボクシングからアッパーを連打したメイナードが攻勢となったが、驚異的なリカバリー振りを見せるエドガーは2R以降、得意のテイクダウンを連発してばん回する。
その後も、フックを決めるメイナードに、テイクダウンやギロチンを見せるエドガーと一進一退のハイレベルな攻防を繰り広げる両者。トータルではメイナードに分があったと考えられる5R=25分だが、判定の結果は1-1で王者エドガーのドロー防衛となった。
ベルト奪取はならなかったメイナードは、「2Rは、それほど攻めてなかったけど、1、3、5Rは僕が取ったと思った。1Rは10-8だろうし……」と納得できない表情を浮かべると、「ア・○ァッキン・ニューイヤー」という言葉を残した。
また、UFC3戦目の五味は、頭を振り、長髪を振り乱して小刻みに動くグイダのタックルをきるなど素早い反応を見せるが、続くタックルにはテイクダウンを許し、ポイントを失って初回を終えた。
2Rに入っても、上下に激しく体を動かすグイダを攻めあぐねる五味は、左ヒザを見せたが、これをグイダにキャッチされると、再びテイクダウンを奪われる。下になってエルボーを受けた五味は、肩ブリッジでスイープを狙うが、ここでグイダは待っていましたとばかりにギロチンに捉えると、五味からタップを奪った。
さらに、ウェルター級で(カロ・パリジャンとのノーコンテストを挟み)4連勝中のキム・ドンヒョンは、ネイト・ディアズと対戦して、判定勝ち。試合後は、ジョルジュ・サンピエール戦をアピールした。
関連リンク
・UFC125 Resolution 主要試合レポートup!!
・フランク・エドガー×グレイ・メイナード 初対決レポート – 2008.4.2
・計量終了、エドガー×メイナード戦の行方は?
・MMA2011は五味隆典×グイダでスタート