【Pancrase353】フルラウンド、手を出し続けた船田。リトルの反撃を許さずフルマーク判定勝ち
【写真】3R終盤は声を挙げて、攻撃をしていた船田。この声はない方が、格好良い(C)MMAPLANET
<ストロー級/5分3R>
船田電池(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
リトル(日本)
開始早々、船田が飛び出した。リトルは右に回りながらロー、パンチを繰り出す。クラウチングスタイルで距離を詰めていく船田が右を伸ばしていく。リトルが細かくローを繰り出すも、船田が左右パンチからダブルレッグで飛び込んだ。尻もちを着かされたリトルが立ち上がるも、濱田がケージに押し込み、ボディロックからテイクダウンする。なおも立ち上がったリトルをグラウンドに引き戻し、パスしてサイドに回った。
ノースサウスに移行した船田は、サイドに戻ってパウンドを連打する。立ち上がるリトルをバックコントロールで制し、バックマウントを狙う。シングルバックからパウンド連打を浴びせる船田。嫌がる表情を見せるリトルは、咄嗟にケージを掴みながら立ち上がる。今日は全体的にケージ掴みを見逃すケースが多い。ボディロックから背中を着かせたリトルにパウンドとヒジを打ち込み、スクランブルに来た相手の頭部にヒザを突き刺していった。ジャッジは3者とも船田の10-9とした。
2R、リトルの右跳びヒザをかわした船田がバックに回る。しかしリトルが切り返してバックマウントを狙いつつ、ヒジを突き刺す。船田が体勢を入れ替えてマウントを奪取し、パウンドの連打を浴びせる。バックマウントに移行してコツコツとパンチ&ヒジで削る船田。リトルも動くがボディトライアングルで捕らえられたまま、船田のパンチとヒジを受け続ける。仰向けになったリトルもパンチを打ち返してくると、船田がツイスターをセットアップしたがラウンド終了のホーンが鳴った。
最終回、ダメージが溜まっているのかリトルがフラついている。船田がローシングルでリトルに背中を着かせ、パンチを打ち込む。左のパウンドを連打する船田だが、命中率は下がっている。腰を上げたリトルのバックに回った船田は、再びボディトライアングルへ。一度は仰向けになったリトルだが、亀に戻るとボディトライアングルからRNCを狙われる。しかし船田も攻め続けるが仕留めきるまでには至らない。残り30秒でリトルが立ち上がるも、船田はボディトライアングルをキープし、最後はRNCを狙って試合を終えた。
裁定はフルラウンド攻め続けた船田が、文句なしのフルマーク判定勝ちを収めた。