【UFC312】オーソ×サウスポーの蹴り合い。サウスポーのミカレフが左ハイでダウンを奪って判定勝ち
<ウェルター級/5分3R>
ジョナサン・ミカレフ(豪州)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ケヴィン・ジュセ(フランス)
サウスポーのミカレフに対し、ジュセが右ハイを蹴る。ミカレフも左ストレートと左ミドルを蹴る。互いにハイ・ミドルを蹴り合い、ミカレフが左ストレート、ジャブをついてインローを蹴る。ジュセは右ミドルで前に出るが、ミカレフも左ミドルを蹴り返す。ジュセが右ストレートを伸ばすと、ミカレフは左フックをかぶせる。ジュセはミカレフの左ミドルを受けて流し、首相撲にとらえるがミカレフが離れる。
ジュセのインローにミカレフが左ストレート。距離が離れるとミドルを蹴り合う。ジュセが右ミドル、三日月蹴り、インロー。ミカレフが距離を詰めると首相撲からアッパーを入れる。離れたミカレフが左ミドルを蹴ると、再びミドルの蹴り合いになる。ここでミカレフがインローから左ハイ。ガード超しの一発でジュセからダウンを奪うと、組みつくジュセをがぶって殴る。
ここはジュセが立ち上がると右ストレート、再びミドルを蹴り合う。ミカレフは左ミドル→左ストレート、左ミドルでジュセの前進を止める。ジュセも蹴りをブロックしてパンチを返すが、ミカレフはバックステップでかわす。ミカレフは左ミドルを蹴って、そこから左ハイにつなげた。
2R、ミカレフが左ストレート。ジュセは右ミドル、足への前蹴りでミカレフの前進を止める、ミカレフはジャブから外に回って左ストレートと左ミドルへ。ジュセも右ミドルを蹴るが、ミカレフはステップしてクリーンヒットを許さない。ミカレフが左ストレートと左ミドルを当て、ジュセも右ミドルを蹴って譲らない。
ミカレフは右手で距離を測って左ストレートと右フック、左ハイ→左ストレートと手数を増やす。ジュセも右ストレートから返しの左フック、右の前蹴り、右ミドル。ミカレフは足を使いながら左ストレートを当て、左の前蹴りで距離を取る。ミカレフが左ハイと右フック、左ハイがジュセの頭部をかすめる。
ミカレフが左ミドルを当てると、ジュセは右ミドルとインロー。ミカレフは左ハイ、左ストレートと右フック。ジュセも距離を詰めてパンチを返すが、ミカレフが外に回り込んで右フック・左ストレートを当てる。ジュセが右ミドルと右ストレート、1R終了間際と同じようにミカレフが左ハイを蹴った。
3R、ジュセが右ミドルを蹴ると、ミカレフが左ミドルを蹴り、右フックで外に回りながら左ミドルと左ストレート。ジュセもパンチを返すが、ミカレフがステップを使ってそれを当てさせない。逆にミカレフはジュセの攻撃が当たらない位置から右フックや左ストレートを当てる。ジュセも右ミドルを蹴って距離を詰めていくが、ミカレフはサークリングしてケージを背負わない。
ジュセが右ストレートを当てると、ミカレフは左ストレートから右フック、首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。ジュセも右ではなく左ハイを蹴って前に出ていくが、ミカレフが左ミドルとハイ、左ストレートを伸ばす。ジュセが右ストレートで前に出る場面が増えるが、ミカレフの足は止まらない。
ミカレフがジャブと右フック、ジュセは右で前進。ミカレフが左ハイから左ストレート、ジュセは右ストレートを返してパンチをまとめる。ミカレフもパンチから組んでヒザ蹴り、左ハイを蹴る。最後はお互いにハイキックを蹴って、それをスウェーでかわして試合終了となった。判定はジャッジ3名とも29-28でミカレフが勝利を収めた。
試合後、ミカレフは「トップの相手と戦う中で、自分にとってはベストパフォーマンスだったけど、ちょっと安全に戦ってしまった。もっとやれるから、引き続き見てほしい。蹴りを中心とした自分のゲームに、できる限り相手を引き入れて戦った」と試合を振り返った。