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【UAEW62】藤田大和。多彩な蹴り技&TD防御も巧みなムハメッドから、しっかりとRNCで一本勝ち

【写真】しっかりとRNCで一本勝ちした。これでUAEWでの戦績を6勝1敗とした(C)UAEW

<バンタム級/5分3R>
藤田大和(日本)
Def.2R4分18秒by RNC
メイサラ・ムハメッド(エジプト)

身長差は7センチ、リーチは5センチ差という公式発表以上に、ムハメッドが蹴りを多用することで感じられる体格差。サウスポーのムハメッドに対し、藤田は右に回りつつ左ハイをかわす。ムハメッドは右ボディストレート、藤田はステップインからワンツーを伸ばす。そこにカウンターを当てに行ったムハメッドが、インローを蹴る。藤田もアウトローを返し、続く右ハイは空振りに。藤田はテイクダウン狙いのフェイクから、左を振るうがムハメッドも右フックを狙う。

直後にムハメッドの左ハイをかわした藤田が、飛び込んでワンツー。続く左も空を切る。ムハメッドは藤田のステップインにしっかりと反応し、リーチの差を生かしたファイトを続ける。藤田のロー、ムハメッドはボディストレートを繰り出す。ムハメッドが飛びこむと、藤田もそこに左を合わせようとする。インローを蹴られた藤田は、テイクダウン狙いで飛び込んでクリンチへ。ムハメッドは首相撲から跳びヒザという動きを見せる。

着地したところでケージにつめ、ボディロックでテイクダウンを藤田が決める。すぐに立ち上がったムハメッドはヒザから肩パンチ&エルボーを見せる。藤田は距離を取り直し、右オーバーハンド。ムハメッドは左ストレートも、藤田が右フックをヒットさせる。残り10秒でシングルレッグを仕掛けた藤田に対し、切ったムハメッドが首相撲からヒザを狙う。最後はパンチの応酬でラウンド終了を迎えた。

2R、右ローのムハメッド。藤田は左に回り、掛け蹴り&スピニングバックキックをかわす。藤田も右ミドルを決め、ムハメッドは左ミドルを返す。シングルを切られた藤田だが、ワンツーを打ち込み組んでボディロックへ。そのままリフトアップしてテイクダウンを奪うと、バック&両足をフックする。

残り3分30秒で藤田は右腕、左腕と喉下に滑らせようと試みる。対してムハメッドは手首を掴んで防御に徹する。時間を掛けて左手を自由にした藤田が、細かいパンチを打っていく。やがて藤田は右腕で自らの左肩を掴み、RNグリップを完成させるとケージキックで逃げようとしたムハメッドが観念してタップした。

リーチと同様に勢いもあったエジプトの新鋭を藤田はしっかりと仕留め3連勝を達成。フライ級挑戦権がそろそろ欲しいところだ。


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