【UFC122】公開計量、リミットいっぱい岡見の意識の高さ
開催が間近に迫ったUFC122「Marquardt vs Okami」の公開計量が、12日(金・現地時間)にドイツはルール地方オーバーハウゼンのケーニッヒ・ピルスナー・アリーナで行われた。
ロシア系ドイツ人のデニス・シバーに負けない声援が飛んだのが、メインに登場するネイト・マーコートだった。そのマーコートに先んじて公開計量のステージに現れた岡見勇信は、ノンタイトル戦なので1ポンドオーバーは許されているが、それでもミドル級リミットとなる185ポンド丁度でパス。
マーコートを破れば世界戦となる岡見、選手権試合では1ポンドオーバー・ルールは適用されないため、この機にリミットまで落とすという、意識の高さがうかがえた。一方のマーコートは、既に世界戦を経験しており、ここは規定で許された186ポンドで計量を終える。
両者向かい合い、分かれる際に握手をするのが恒例だが、岡見は両手をマーコートが差し出した右手に添えており、対戦相手への敬意が伝わってくるシーンだった。
ちなみに欧州や新規開催地でお馴染みとなったマーク・ラトナーのご当地スポーツチームに関係する衣装だが、なんとサッカー・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンのマフラーを首に巻いて登場……。
今大会の開催地オーバーハウゼンには3部リーグ所属チームしか存在しないが、ルール地方は国鉄だけでなく路面電車で結ばれているほど、中規模都市が連なっている地域。そのルール地方には現在首位を走るボルシア・ドルトムントがあり、バイエルンは大の字がつくほどのライバルだ。
ドルトムント以外にも、2部に降格してしまったがデュッセルドルフ、ボーフム、デュスイブルクというホーム・チームが集中しているなかで、ラトナーが見せたプチ・コスプレは、ズッファ首脳ひいては米国人のフットボール(サッカー)への理解度の低さを露呈してしまった感がある。
■UFC122「Marquardt vs Okami」計量結果は下記の通り
<ミドル級/5分3R>
岡見勇信:185ポンド(83.9キロ)
ネイト・マーコート:186ポンド(84.3キロ)
<ミドル級/5分3R>
ホルヘ・リベラ:185ポンド(83.9キロ)
アレッシオ・サカラ:186ポンド(84.3キロ)
<ライト級/5分3R>
デニス・シバー:155ポンド(70.3キロ)
アンドレ・ウィナー:155ポンド(70.3キロ)
<ウェルター級/5分3R>
アミール・サダロー:170ポンド(77.1キロ)
ペーター・ゾボタ:169ポンド(76.7キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
ゴラン・レジッチ:205ポンド(92.9キロ)
クリストフ・ソジンスキー:206ポンド(93.3キロ)
<ミドル級/5分3R>
カイル・ノーク:185ポンド(83.9キロ)
ロブ・キモンス:184ポンド(83.5キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
ウラジミール・マティシェンコ:205ポンド(92.9キロ)
アレッシャンドリ・カカレコ・フェレイラ:204ポンド(92.5キロ)
<ウェルター級/5分3R>
パスカル・クラウス:170ポンド(77.1キロ)
マーク・スキャンロン:170ポンド(77.1キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ドゥエイン・ラドウィック:170ポンド(77.1キロ)
ニック・オシベチェック:171ポンド(77.5キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
セス・ペトルゼリ:205ポンド(92.9キロ)
カルロス・ヴェモラ:205ポンド(92.9キロ)
<ウェルター級/5分3R>
クリス・マクレイ:171ポンド(77.5キロ)
カルロス・エデュアルド・ホシャ:170ポンド(77.1キロ)
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