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【Superior C】レイチ復活Vに「水道水が飲めて感動!!」

<ミドル級/5分3R>
ターレス・レイチ(ブラジル)
Def.2R/リアネイキドチョーク
ロール・トローエング(スウェーデン)

12勝3敗、英国のマット・ソープやマーク・ウィアーに勝利し、スウェーデンの中心選手に成長したトローエング。当初、今大会の対戦相手は、大ベテラン=ムリーロ・ブスタマンチが予定されていたが、不出場となり、レイチが代役出場となった。

UFCをリリースされた後、着実に勝利が必要ななかで8月にPWPでマット・ホーウィッチに不覚を取ったレイチ。メジャー復帰へ連敗は許されない状況で、トローエング戦に挑んだ。柔術家レイチの蹴りでバランスを崩したトローエングは、ノヴァウニオン勢ご用達というべきインサイドから得意のパス&アームトライアングルで苦しい局面に。


ここを凌いだトローエングは、バックを許しながらも立ち上がることに成功するが、すぐにテイクダウンを許してしまう。

レイチの腕十字でタップ寸前に追い込まれるなど、一方的に攻めこまれたトローエングは2Rに入っても巻き返しを狙い、ついにテイクダウンを奪取する。

トローエングは初めてトップポジションを取ったのも一瞬の束の間、すぐにリバーサルを許し、改めてグラウンドがレイチの庭だと思い知らされてしまう。ポジションを許したくない思いから、亀に態勢になったトローエング。レイチは落ち着いて両足をフックし、リアネイキドチョークを極めた。

今後のキャリアを考えたうえで、非常に大切な勝利を挙げたレイチ、「スウェーデンで試合ができて嬉しい。水道から直接、水を飲めることに感動した」とコメントし、観客の拍手を受けケージを後にした。

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