【Challengers】地味なフレズノ大会、抜け出すのは?
22日(金・現地時間)、2週間前の9日(土・同)にサンノゼでビッグショーを開いたばかりのストライクフォースが、車で2時間半ほどしか離れていないカリフォルニア州フレズノのセーブマート・センターでChallengersを開催する。その公開計量が、21日(木・同)に行われた。
【写真】 セミで対戦するレイバー・ジョンソンとヴァージル・ズウィッカー。ジョンソンはアピール度の高い勝利を挙げることができるか (C) ESTHER LIN/ GONG KAKUTOGI)
メインは5月にポートランドで行われたChallengersで対戦したロジャー・ボウリングとボビー・ウォルカーの再戦が組まれている。前回の対戦では、2Rまで攻勢だったボウリングが、3Rにヴォルカーのパンチを受け、さらにそれまで試合を有利に進めてきた要因=テイクダウンに失敗するなか、グローブが目に当たったとアピール。ドクターチェックの際、『続けられない』とアピールした続けたボウリングが、その時点までの裁定で判定勝ちを収めたが、大ブーイングが送られた。
そんな両者の再戦、ヴォルカーは7月のChallengersでコーリー・ダベラに微妙な判定勝ちを収め、すぐに勝ち星を得たが、中堅どころのファイターによる遺恨の決着戦としては、やや時間を置き過ぎ、時期を逸した感もある両者の一戦。よって、試合内容でファンを魅せることが望まれる。
世界王者アリスター・オーフレイムがK-1GP参戦中で、またエメリヤーエンコ・ヒョードルを破ったファブリシオ・ベルドゥムも負傷欠場中と、トップに動きがないヘビー級戦線。シェーン・デルロサリロやチェド・グリッグスらが台頭しているが、同大会のセミに出場するレイバー・ジョンソンもヘビー級のトップ集団入りを賭けて、ヴァージル・ズウィッカーと対戦する。
フレズノと同じ中央バレーのベーカーズフィールド在住、独立記念日のパーティ中に、胸と腹部を打ち抜かれたジョンソンは、死の淵から脱出し、MMA復帰を果たした。凶弾に倒れる以前から、通算6連勝のジョンソンだけに、しっかりと勝利し、上位進出をアピールしたいところだ。また今大会には、昨年11月以来のファイトなるビリー・エヴァンゲリスタも出場する。
ビッグショーのプレリミに無名の地元勢などを登用するストライクフォースでは、タイロン・ウッドリー&ルーク・ロックホールド以外、Challengers育ちのファイターは、なかなかステップアップを図れておらず、エヴァンゲリスタなど、その典型的なファイターといえる。この構造欠陥に風穴を空けることができるファイターは現れるか、そんな見方もできるChallengersだ。
■Challengers主な計量結果
<ウェルター級/5分3 R>
ロジャー・ボウリング:171ポンド(77.5キロ)
ボビー・ヴォルカー:170.8ポンド(77.4キロ)
<ヘビー級/5分3 R>
レイバー・ジョンソン:251ポンド(113.9キロ)
ヴァージル・ズウィッカー:227.4ポンド(103.1キロ)
<165ポンド契約/5分3R>
ビリー・エヴァンゲリスタ:165.2ポンド(74.9キロ)
ワーチーム・スプリットウルフ:166.8ポンド(75.6キロ)
<女子ミドル級/5分3R>
シェイナ・オルセン:143.4ポンド(65.0キロ)
ジュリア・バッド:145.8ポンド(66.1キロ)
<ヘビー級/5分3R>
ブランドン・キャッシュ:255.4ポンド(115.8キロ)
ジョン・ディヴァイン:247.4ポンド(112.2キロ)
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