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【UAEW51】1年振りの実戦が中東、スソンがプロアマ35勝1敗のチョプロフと対戦。デリダーも出場!!

【写真】この一発が入れば、アゼルバイジャン人だって倒れるはず (C)MMAPLANET

イベント開始まで1時間を切ったが、27日(土・現地時間)にUAEはアブダビのADNECマリーナ・ホールでUAEW51が開催され、日本からスソンが出場。アゼルバイジャンのアサフ・チョプロフと対戦する。
Text by Manabu Takashima

スソンにとっては昨年7月23日以来、ほぼ1年振りの実戦は中東でコーカサスの猛者と対戦することとなった。


格闘技代理戦争シーズン01、アマ修斗、パウンド有りのトライアウトを経て2020年6月にTTFCでプロデビューを果たしたスソンは、POUNDSTORMで宇佐美秀メイソンから判定勝ちを収めるなど、修斗での3連勝を含め無敗の5連勝と結果を残してきた。

いかにステップアップをしていくのか、期待されたスソンだが修斗バンタム級戦線に姿を見せることはなく、ばかりかこの1年間は試合に出ていなかった。そんなスソンの周囲は国内外で試合をしており、彼もようやくUAEW挑戦という大きな一歩を踏み出すこととなった。

とはいえ、UAEWは藤田大和や吉野光という国内トップクラスの実力者が挑んできたガチで実力者が集まる舞台だ。対戦相手のチョプロフはプロ戦績では4勝0敗とスソンより少ないが、アマチュアは分かっているだけでも31勝1敗という驚異的なレコードを残している。

2022年にはIMMAF2021のジュニアを制し、その後もロシアを中心にアマで活躍を続け、昨年9月に満を持してプロへ。貯プロフもスソンと同様にUAEW初参戦となる。

スイッチヒッターでキックボクシングを駆使し、左ミドルは相当な力が感じられるチョプロフだが、首相撲とレスリングも既に融合しており、テイクダウン&スクランブルも強い。加えてパウンドには威力があり、極め力もある。

スソンとしては打の圧力で負けず──回転系の動きを、相手から目を逸らさずに交えて戦いたい。打撃にも自信をもっているから、いきなり組んでくることはないと思われるチョプロフだけに、スソンは初弾が大切。その拳を意識させる攻撃をまずは見せたい。

同大会のメインはUAEWライト級選手権試合で、チャンピオンは7勝0敗のアムル・マゴメドフ。ヌルマゴの弟子がカザフスタンのアリ・カブドゥラの挑戦を受ける。カブドゥラはONE FFで2勝を挙げているファイターだ。

ONE FFではなくONE本戦から……というよりも、ミドル級とライトヘビー級を制したライニア・デリダーがUAEWに戦場を移し、初戦を迎える。実に6年振りのONE以外での試合となったデリターと戦うマゴメドムラド・カサエフはトルコ人ファイターでキャリアは7勝1敗。彼もまたONE FFで戦っており、ルンピニーのリングで1勝1敗──アギラン・タニには一本負けを喫している。

そのタニもONEから前回大会からUAEW戦場を移しており、選手の意思かプロモーションの判断かは不明だが、デリダーようなトップどころの離脱はONEではMMAの試合数が減ったままであることと無関係ではないだろう。

■視聴方法(予定)
7月27日(土)
午後11時00分~ UFC Fight Pass

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