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【DEEP Tokyo Impact2024#01】組んでも粘り勝ち。杉山廣平が風我からしっかりと判定勝ちを収める

【写真】組の圧力、気迫のこもった杉山だった(C)MATSUNAO KOKUBO

<フライ級/5分3R>
杉山廣平(日本)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
風我(日本)

DEEPフライ級終わりのないサバイバル合戦――杉山がまず右を伸ばす。サウスポーの風我は左インローを蹴る。オーソで構えた風我に左ハイを杉山は蹴っていく。構えを小刻みに変える風我が左インロー、杉山は右カーフを蹴って、右ミドルに続ける。左インローをチェックしつつ構えを変えた風我は、組まれ際に小外掛けテイクダウンを奪う。

シングルXから潜った杉山がスイープ狙いからスクランブルで立ち上がる。左腕を差して、小内刈りでテイクダウンを決めた風我に対し、杉山はレッスルアップからシングルレッグ、ボディロックからバックに回る。このままの状態で初回が終わった。

2R、風我が左ストレートを伸ばし、圧を掛けてくる杉山にテンカオを狙う。シングルに出た杉山はギロチンにも頭を抜いてバックを伺う。

立ち上がったところで両足をフックした杉山は、着地してバックコントロール。後方からヒザを突き上げ、足を一本入れて捨て身でテイクダウンした杉山が起き上がってトップを取り切る。

三角狙いを防がれた風我が立ち上がり、杉山が続いた。風我がノーモーションの左ストレートをヒットさせるが、次の手はすぐに出ない。その風我がインロー、杉山が右ハイを狙うが様子の展開が続き、互いに有効打はなかった。

最終回、ワンツーから拳の圧を掛ける杉山に対し、蹴りを使う風我だがキャッチされそうになる。風我は左に回り、組みの展開を待っているか。追いかけて右ストレートを打った杉山に対し、風我はローからオーバーハンドを見せるが、左回り基調に変わりはない。

杉山がシングルレッグでテイクダウンを決めると、風我は三角狙いも潰される。削られ、厳しそうな表情の風我に対し、杉山はケージに押し込んでスイープ狙いにバックへ。スタンドでのバックコントロールから杉山がテイクダウンを狙うと、風我がケージを掴む。

残り2分を切り、バックを取られた状態が続く風我は胸を合わせるタイミングで、小外でテイクダウンを取られる。スクランブルでバックに回った杉山は、後方に倒れながら両足をフック。風我は立ち上がり体をゆするが、杉山は落ちない。

足を押してフックを解いた風我が前転――も、杉山は上体を越して立ち上がりサッカーボールキック狙いへ。風我は足を利かせて防ぐも反撃に出ることはできずタイムアップを迎えた。組み勝ち、風我を削った杉山が3-0で判定勝ちを手にした。


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