【BFC25】レスナーを上回る連勝記録を持つコンラッド出場
先週、ヘクター・ロンバードが秒殺KO、藤井惠が華麗な一本勝ちを収めて開幕したベラトールFCシーズン3。19日(木・現地時間)には、BFCでは馴染みの会場となったイリノイ州シカゴでシーズン3第2週=Bellator25が開かれる。同大会の公開計量が18日(水・同)に行われ、ヘビー級トーナメント、女子トーナメントに出場する6選手は問題なく計量をパスした。
【写真】ペーニャ(左)×フラウスト、明日はどのような戦いを繰り広げるか (C) BFC
今シーズンで組まれた3階級のトーナメントで、最も話題になっている女子トーナメント。今大会ではシーズン2中のワンマッチで、トーナメント参加が決定していたロジー・セクストンがゾイラ・フラウストの強烈なヒザ蹴りで敗れ、この結果、セクストンが出場停止のサスペンドを受けたため、出場権を得たフラウストが出場する。テイクダウンを切り、男勝りというに相応しい強烈な打撃と、強い意志を持つフラウスト、ペーニャの実力は未知数だが、勝ち上がれば必ず対戦することになる藤井にとっても怖い相手になることは間違いない。
BFC25公開計量と同日にラスベガスで行われたWECでポーランド人ファイター=マーチェズ・ユトゥスコが米国初陣でKOデビューを飾ったが、明日の大会にもユトゥスコと同じポーランドから、重量級のトップファイターであるデミアン・グロボウスキーがヘビー級トーナメントで米国に初お目見えする。
グロボウスキーと並んで注目されるヘビー級トーナメント出場選手は、コール・コンラッド。世界学生レスリング選手権で銅メダルを獲得した事がある彼は、ミネソタ大レスリング部在籍中に76連勝という記録を達成、これは同大学の先輩でトレーニングパートナーでもあるブロック・レスナーを上回る同大学の記録となっている。MMAではまだレスリング中心で、打撃もグラウンド戦も拙さが残っているが、それでもテイクダウンの強さは半端ではない。
【写真】郷野聡寛を破っているホーンバックル。長南亮に勝っているブラックバーン。ウェルター級実力者対決が実現する (C) BFC
スーパーファイトはシーズン2ウェルター級トーナメントで準優勝に終わったダン・ホーンバックルが、IFLからUFCで活躍したブラックバーンと対戦する。ボードッグや戦極、そしてBFCと準メジャーで戦績を積み上げてきたホーンバックルにとって、UFCを3勝2敗でリリースされたブラックバーンとの対戦は、その実力の程を推し量ることがでえきる物差しの役割にとなるだろう。
また、アンダーカードに急遽出場が決まったシカゴエリアの大物ショニー・カーターだが、契約体重を6ポンド・オーバー、レギュレーションで認められた1ポンド・オーバーの171ポンドまで、6時間以内で落とさなければならない状態だ。
■Bellator25 無料放送!
・20日(金)22時より「MMAチャンネル」で無料放送
■主な対戦の計量結果
<ウェルター級/5分3R>
ダン・ホーンバックル:170.5ポンド(77.34キロ)
ブラッド・ブラックバーン:169ポンド(77.66キロ)
<ヘビー級トーナメント準々決勝/5分3R>
デミアン・グロボウスキー:240ポンド (108.9キロ)
スコット・バーレット:263ポンド(119.3キロ)
<女子115ポンドトーナメント準々決勝/5分3R>
ジェシカ・ペーニャ:114ポンド(51.71キロ)
ゾイラ・フラウスト:115ポンド(52.16キロ)
<ヘビー級トーナメント準々決勝/5分3R>
コール・コンラッド:265ポンド(120.2キロ)
ロジェント・ロレット:250ポンド(113.4キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ショニー・カーター:176ポンド(79.83キ ロ)
トーランス・テイラー:171ポンド(77.56キロ)