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【BRAVE CF76】1カ月で6大会、BRAVE CFの注目ニューフェース=ジョシュ・トーゴ「世界中どこでも戦う」

【写真】ファイターのVサインって珍しい……かも(C)MMAPLANET

25日(土・現地時間)、インドネシアはジャカルタのバライ・サルビニでBRAVE CF76が開催される。先週の初のスペイン大会から今日のインドネシア大会、12月5日のバーレーン大会、5日はブラジル、8日と15日に再びバーレーンと人知れずイベントラッシュのBRAVE。それだけ国際色豊かなファイターが集まっている。
Text by Manabu Takashima

シンガポール大会のメイン=ライト級3回戦でタイトルコンテンダーのカミル・マゴメドフと対戦するジョシュ・トーゴもそんな選手の1人だ。シドニー出身のレバノン系豪州人ファイターのトーゴは、同国を代表するフィーダーショー=HEX FSやEternal MMAでキャリアを積みながら、闘う舞台を中東に求めUAE Warriorsではウェルター級王座を獲得も、UAEからバーレーンベースのBRAVEに戦場を移した。

そして初戦を上記のようにメイン&タイトル挑戦経験者と戦うトーゴにインタビューを試みた。


――今週末、BRAVE CFのデビュー戦をインドネシアで迎えます。今の気持ちを教えてください(※取材は23日に行われた)。

「凄く良い感じだよ。BRAVEデビュー戦をメインイベントで戦う。しっかりと自分の力を見せたいと思う」

――MMAとの出会いは、いつだったのでしょうか。

「16歳の時にボクシングを始め、キックボクシングに転向したんだけど、そこからレスリング、柔術、MMAを練習するようになっ。それ以来、ずっとこのスポーツを続けているよ。もう10年になるよ。キャリアの最初はシドニーでも裏街道のようなジムにいたけど、今ではオーストラリアン・トップチームの所だ」

――豪州はMMA界でも強豪国の一つですが、その豪州のトップフィーダーショーで戦いながら中東のプロモーションを活動の場に選んだのは?

「凄く単純なことだよ。その機会が巡ってきたからだよ。デビューをしてから豪州中を行ったり来たりして戦い、それが海外になっただけのことで。UAEWではウェルター級チャンピオンになったけど、通常体重だったからライト級で戦う機会を求めていた。国内でも戦うし、それが今回はBRAVEで戦うことになったということで。UAEだけでなく、世界中どこでも戦う。だから、BRAVEのインドネシア大会で戦うんだ」

――UAEWのチャンピオンだとUFCへの道も模索できたかと思うのですか。

「BRAVE CFもUAEWもこの世界のトッププロモーションの1つだ。UAEWだけでなく、BRAVEも多くのファイターがUFCに進んでいる。MMAを戦っているなら、誰だってUFCで戦いたいに違いない。そういう意味でBRAVEはUAEWと並んで、そのチャンスが多い場所だ」

――既にライト級王座挑戦経験のあるカミル・マゴメドフとの試合はとても大切になってきますね。

「彼の試合をチェックしたけど何も印象に残るものはなかったよ。僕が過去に戦ってきた相手より、特に優れていることなんてないしね。まぁ2Rか3RでTKO勝ちできるだろう」

――ジョシュはしっかりとタイミングを計り、見事な左カウンターショットを持っていますが、2Rか3Rで倒すということは初回で距離とタイミングを掴むということでしょうか。

「別に1Rで倒せるなら、倒す。今回の試合に関しては、対戦相手がガチャガチャした展開に持ち込むために圧を掛けてくるだろうから、そこの対策はしないといけないと思っている」

――マゴメドフはスイッチヒッターですが、オーバーハンドやフックを振るってダブルレッグやクリンチに入る。打撃もそうですが、組みも左右の両方の構えで仕掛けることができます。

「全然気にならないよ。さっきも言ったように何も特別なモノではないから。これまでも彼のようなレスラーとはいくらでも戦ってきた。柔道が得意な相手もいたし、ミドル級やウェルター級で組みが得意な選手を相手にしてきたんだ。だから、今回ダゲスタンのレスラーと戦うからといって気になることはない。もちろん、彼はテイクダウンを狙ってくるだろう。何をやってくるのか、明白だから逆に戦いやすいぐらいだ。

彼の動きが僕に攻める機会を与えることになる。ただ、真正面から攻めてくるだろうし、僕には彼にない角度からの攻撃がある。組みの圧力に負けないプレッシャーを与えて、打撃で戦う。それにテイクダウンを奪われても、何も問題じゃない。10年間、僕も寝技を磨いてきたから。

MMAを戦うために一番必要なことは、自信。自分のことを信じること。その点において、僕は今回の試合に向けて絶対の自信を持っているよ」

■視聴方法(予定)
11月25日(土・日本時間)
午後9時00分~ DAZN

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