【ONE FF37】ONEムエタイで世界と戦う内藤大樹、激闘系スイッチヒッター=ゴントーラニーと再起戦
【写真】ONEに主戦場を移して約4年、内藤はONEムエタイ・キックで世界の強豪と鎬を削っている(C)ONE
21日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 37。今大会では日本の内藤大樹がゴントーラニー・ソー・ソンマイと対戦する。
by Takumi Nakamura
元シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者の内藤は2019年10月からONEに参戦し、ONEで戦う日本人立ち技ファイターのなかでも最古参と言ってもいいキャリアを誇る。ここまでの内藤のONEでの戦績は9戦6勝3敗。2020年2月には当時32勝1敗の戦績を誇っていたサバス・マイケルから2度のダウンを奪って勝利し、翌2021年9月には元ONEキックボクシング世界フライ王者の強豪ペッダム・ペッティンディーにスプリット判定で競り勝った。
敗れた相手にはONEムエタイ世界フライ級&バンタム級王者ジョナサン・ハガティーとONEキックボクシング世界フライ王者スーパーレック・キャットムー9が含まれる。
今年7月のONE Friday Fights 27ではデッドゥアンレック・ティーデ99に判定で敗れたものの、内藤のロー&カーフキック×デッドゥアンレックのミドルという蹴り合い中心の攻防で、デッドゥアンレックのミドルが支持されてのもの。ダメージや打撃スキルで差がついた内容ではなく、内藤がONEムエタイ戦線においてトップ戦線に位置する一人であることは変わらない。
再起戦の相手となるゴントーラニーは元ラジャダムナンスタジアム スーパー・バンタム級&ライト級王者。基本的にはサウスポーながらオーソドックスも使いこなすスイッチヒッターで、ONEには今年2月から参戦し、早くも今回が6戦目とムエタイ戦士らしくハイペースで試合をこなしている。
特にONE参戦前からのライバルでもあるギンサンレック・トー・ラックソーンとの2試合は印象的で、2月の対戦では2Rに奥足ローを効かされて左ストレートでダウンを奪われるも、構えをスイッチしてからの左フックで逆転KO勝利。6月のリマッチでは1Rからオーソドックスで戦い、2月と同じ左フックでギンサンレックを2Rで沈めている。
ロー・カーフキックからコンパクトなパンチにつなげる内藤としては、ゴントーラニーがどちらの構えで試合を進めるかによって試合の組み立てが変わってくる。
そのうえでサウスポでーは伸びのある左ストレート、オーソドックスでは前手の左フック。いずれにしてもゴントーラニーの左に警戒しつつ、どう足から削っていくか。ONEムエタイならではの激闘を続ける強豪ゴントーラニーをクリアし、タイトル戦線に絡んでいく姿を見たい。
■放送予定
10月20日(金・日本時間)
午後9時30分~ABEMA格闘チャンネル
■ONE FF37対戦カード
<ムエタイバンタム級(※65.8キロ)/3分3R>
ラフィー・ボヒック(フランス)
アンタ―・カセム(ベラルーシ)
<ムエタイ132ポンド契約/3分3R>
テッパクシン・ソー・ソンシン(タイ)
リッティデット・ソー・ソンマイ(タイ)
<ムエタイ・フライ級(※61.2キロ)/3分3R>
ラムナムコン・BS・ムエタイ(ラオス)
サムオイノーイ・トー・ブースワン(タイ)
<ムエタイ133ポンド契約/3分3R>
ペットシリチャイ・デペッチシリトン(タイ)
ソンファンコン・FA・グループ(タイ)
<ムエタイ124ポンド契約/3分3R>
パンモンコン・ソー・モンコンガンチャン(タイ)
ガオグライ・チョー・ハーパヤック(タイ)
<ムエタイ118ポンド契約/3分3R>
マハヒン・ナックビナライヨン(タイ)
タハンエック・ナヨックエタサラ(タイ)
<ムエタイ・フライ級(※61.2キロ)/3分3R>
ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)
内藤大樹(日本)
<ムエタイ128ポンド契約/3分3R>
アスラムジョン・オルチコフ(ウズベキスタン)
ペットフアヒン・ジットムアンノン(タイ)
<ムエタイ130ポンド契約/3分3R>
チャイ・ソーソー・トイパドリュー(タイ)
エリアス・カセム(アルジェリア)
<フライ級(※61.2キロ)/3分3R>
モリス・ボレヤン(アルメニア)
ガントグトフ・バートルチョローン(モンゴル)
<バンタム級(※65.8キロ)/3分3R>
カルロ・ブーミナアン(フィリピン)
デニス・アンドレーエフ(ロシア)
<130ポンド契約/3分3R>
パーシバル・オウモ・ムワンビ(ケニア)
カムロンベク・オルチコフ(ウズベキスタン)