【写真】蹴りを散らしてカウンターの左フックでダウンを奪う。内藤が見事な組み立ててでエストゥピニャンを下した(C)ONE

＜ムエタイ・フライ級／3分3R＞
内藤大樹（日本）
Def.2-0
ジョハン・エストゥピニャン（コロンビア）

いきなりエストゥピニャンが飛び蹴りのモーションで飛びかかる。サウスポーに構えたエストゥピニャンは右ミドル、ジャブから左ストレートと奥足ローを蹴る。内藤はインローを返し、距離を取りながら左フックを狙い、エストゥピニャンの蹴り足をとって転倒させる。さらに内藤は左フックから右ハイ、左の前蹴り。エストゥピニャンは左ミドルとスピニングバックキックを繰り出すが、かわした内藤がインロー、エストゥピニャンが構えをオーソドックスにスイッチすると右ローにつなげた。

内藤は左フックから右ミドル、左フックから右ローと右ミドル。サウスポーにスイッチしたエストゥピニャンが左ミドルを蹴ると、内藤は必ずインローを蹴り返す。エストゥピニャンは前蹴りからワンツー。内藤は右ミドル、左の前蹴りでエストゥピニャンを転倒させた。内藤は下がりながら右ストレートと右ミドル。エストゥピニャンの左ミドルを受けてインローを蹴り返す。エストゥピニャンが右アッパーから左ミドル、左ストレート、左ストレートから右フックと手数を増やす。

内藤は大振りの右フックを見せて右ロー。エストゥピニャンが左ストレートから右フック。内藤はしつこくインローを蹴る。エストゥピニャンの左ストレートを空振りさせて左フックから右ハイ、単発の右ストレートを当てて、エストゥピニャンの前足にローを集める。さらにエストゥピニャンの蹴り足をすくって右ストレートを放つ。エストゥピニャンが左ストレート。右フックから距離を詰めてパンチをまとめ、内藤をロープに詰めてパンチの連打から左ハイ。内藤は冷静に右ローを蹴り返した。

2Rもサウスポーのエストゥピニャンが二段蹴り、ジャンプしてんも右ハイキックで前に出る。内藤は左フックとインロー、エストゥピニャンは左ストレートと右フック、インローを蹴る。内藤はロープを背負いながら左フックのカウンターを狙い、一旦距離が離れるジャブと右ハイ。エストゥピニャンが左ストレート→右フックから左ストレートで前に出ると、そこに内藤がカウンターの左フックを合わせてダウンを奪う。再開後、内藤はインロー、右ストレートから返しの左フック、左の前蹴りで距離を取る。

エストゥピニャンが前に出てくると、内藤はインロー、前蹴りのフェイントからジャブ＝左ストレートを当てると、エストゥピニャンが腰から崩れる。バランスを立て直したエストゥピニャンに対し、内藤は距離を取りながらローを蹴り、エストゥピニャンの右ローをキャッチして、右ハイを蹴り返す。内藤はサークリングしながら右ミドルと前蹴り、インローでエストゥピニャンの前足を削る。エストゥピニャンが左ミドルを蹴ってワンツーで前に出ると、内藤がインローを合わせる。さらに内藤はパンチのコンビネーションから右ハイ。エストゥピニャンの突進を前蹴りで止めた。

3R、エストゥピニャンがワンツーで前進。左ストレートから右フックを強振する。内藤も左フックを返し、左ジャブを突いてインローを蹴る。前に出るエストゥピニャンが左ミドルと左ストレート、内藤は右ボディを返す。勢いを止めないエストゥピニャンが左ストレートで前に出る。内藤は前蹴りで止めて右ストレート。エストゥピニャンは右アッパーから左ストレート、プレッシャーをかけていくが、内藤は足を使ってエストゥピニャンのパンチを空振りさせて右ストレートを当てる。

残り30秒、エストゥピニャンが右フック、上体を振りながら左右のパンチをまとめる。内藤は右ミドルを蹴って、首相撲になるとエストゥピニャンを転倒させる。エストゥピニャンがコーナーに詰めてパンチをまとめると、内藤はそれを空振りさせて右を返す。判定は2-0で内藤の勝利。2024年3月以来の勝利を掴み、連敗脱出を果たした。

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