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【Echigo Fujin Festival 11】小川はキムラで逆転ならず。イノウエが左ジャブでコントロールして判定勝ち

<フェザー級/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
小川将貴(日本)

前に出て来るイノウエに、小川が左右のローを当てる。小川の右ストレートをダッキングでかわしたイノウエは、右ストレートから左右のストレートを伸ばした。イノウエの左ジャブがヒットする。小川のパンチをブロックして左ジャブを返すイノウエの右クロスが、小川の顔面を捉えた。さらにワンツーを打ち込んだイノウエは、右ストレートで徐々に小川を下がらせていく。イノウエのパンチを受けて顔が赤くなっている小川のボディに、イノウエの左ボディストレートが突き刺さる。

さらに距離が縮まると左ヒザを突き上げた。至近距離になるとヒザを打ち込むイノウエに対し、残り1分20秒で小川が組みに行く。ダブルレッグで飛び込み、コーナーに押し込むもテイクダウンできず。スタンドに戻るとイノウエがワンツー、左ボディストレートを突き刺し、右クロスがクリーンヒットする。そのままイノウエがパンチでコントロールし続けた。小川は鼻から出血が見られる。

最終回、左ジャブを繰り出すイノウエの顔面に、井上の左フックが伸びる。井上は一気に距離を詰めてイノウエをロープに押し込み、ボディロックで組んだ。しかしイノウエが差し返して、コーナーで両者がヒザを打ち合う。小川は小内刈りでテイクダウンを狙うも倒せず。離れたイノウエが左ジャブのコントロールに戻した。小川も右クロスを伸ばし、ボディロックで組みコーナーに押し込む。ボディへのヒザで削る小川だが、イノウエを捉えきることができない。しかし疲労かイノウエの動きも落ちてきた。

イノウエをコーナーに詰めた小川がシングルレッグで組みつき、遂に尻もちを着かせた。イノウエの左腕を取り、キムラで回転してコーナーから離れる。しっかりと背中を着かせた小川がキムラから腕十字に切り替えた。しかし腕を抜いたイノウエが立ち上がり、小川はスクランブルに持ち込むも立ち上がられてしまう。スタンドに戻り残り10秒を打ち合って終えた。

裁定はユナニマスでイノウエの勝利。小川は終盤に追い上げるも届かず、イノウエがコントロールしきっての勝利だった。


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