【PFL2023#09】マゴメドケリモフが代役出場レンフロを下して、ウェルター級決勝進出
<ウェルター級準決勝/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ソロモン・レンフロ(米国)
当初マゴメドケリモフと対戦予定だったマゴメド・ウマラトフが大会直前で欠場。PFLは欠場理由を明らかとしていないが、ランク5位のレンフロが代役出場を果たすことなった。マゴメドケリモフが右カーフキック。レンフロはジャブを伸ばしてパンチで前に出る。上背とリーチで勝るマゴメドケリモフは左ミドル、左前蹴り、右カーフキックと蹴りを多用。なかなか間合いを詰められないレンフロ。マゴメドケリモフの蹴りをキャッチして右ストレートを合わせるが、マゴメドケリモフの顔面には届かない。
スタンドの攻防が続く中、マゴメドケリモフがレンフロの左にダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。ハーフガードでトップキープするマゴメドケリモフはレンフロの上体を固めて鉄槌とヒジ。さらにマゴメドケリモフはレンフロの顔を前腕で押さえ、身体を起こしてパンチを落とす。この時間が長く続いたが、レンフロが脇を差してケージに身体を預けて立ち上がる。終了間際、レンフロがマゴメドケリモフの右ローに右ストレートを狙う。
2R、レンフロがステップインしてジャブ、ワンツーを伸ばす。マゴメドケリモフは右ストレートから左フックを返し、レンフロの左ジャブにシングルレッグで組みつく。レンフロは腰をコントロールさせずにマゴメドケリモフの右腕を小手に巻いて立ち上がる。レンフロは右ストレートから左フック、右ロー。マゴメドケリモフの左ミドルにワンツー合わせ、打撃のプレッシャーをかける。マゴメドケリモフも右を強振。この右から組みついてテイクダウンを奪い、レンフロが立つところにギロチン狙い。レンフロが腰を上げて頭を抜くと、その際に首相撲からヒザ蹴りを突き上げた。
3R、ジャブを突いて前に出るレンフロ。マゴメドケリモフはサークリングしながら距離を取り、左フックを返す。プレシャーをかけるレンフロがボディブローを放ち、じわじわと前に出る。右ボディから左フック、右ストレートを放ち、ノーガードで挑発するレンフロ。マゴメドケリモフは左ミドルを蹴り返し、ダブルレッグで組みつくと、そのままレンフロの後ろに回ってテイクダウンする。
レンフロはマゴメドケリモフに両足フックさせず、前転してバックコントロールを許さない。試合がスタンドに戻るとレンフロが右をかぶせて前に出る。マゴメドケリモフは。ジャブ&サークリングで距離を撮り続けるが、終了間際にレンフロがシングルレッグからマゴメドケリモフの身体を持ち上げるようにして豪快なテイクダウン。最後はマゴメドケリモフがケンフロの身体を蹴り離したところで試合終了となった。試合は判定3-0でマゴメドケリモフが勝利。代役出場のレンフロを下して決勝進出を決めた。