【HEAT52xAngel’s FC27】残り1秒、17歳チョ・ジョンゴンがRYOTAを右スピニングバックフィストで沈める
【写真】追ってくるAXEL RYOTAに、下がりながら右スピニングバックフィストを決めたチョ・ジュンゴン。ワンダーボーイすぎる(C)MMAPLANET
<フライ級/5分3R>
チョ・ジュンゴン(韓国)
Def.3R4分59秒 by TKO
AXEL RYOTA(日本)
サウスポーのチョ・ジュンゴンに対し、RYOTAが左右のローで詰めていく。チョ・ジュンゴンはRYOTAの右ミドルをヒジでブロックし、左ミドルを当てた。チョ・ジュンゴンが右カーフックを当てては距離を取るように。RYOTAが組んでチョ・ジュンゴンをケージに押し込む。チョ・ジュンゴンが左腕を差し込んだあとに離れた。チョ・ジュンゴンは距離を取ると右カーフキックを連続で当てる。
両者のパンチが交錯するなか、チョ・ジュンゴンのコンパクトな左右フックがRYOTAの顔面をかすめる。RYOTAも右ストレートを狙う。チョ・ジュンゴンの右カーフキックを受けたRYOTAがバランスを崩した。組んだRYOTAが右のオーバーフックからチョ・ジュンゴンをケージに押し込むも、ヒザ蹴りがローブローとなって試合が中断された。
再開後、チョ・ジュンゴンが左インローを見せる。RYOTAも右カーフを返した。チョ・ジュンゴンにケージを背負わせたRYOTAが左フックを当てたが、チョ・ジュンゴンも左ストレートを返す。残り1分でRYOTAが組もうとしたところで、チョ・ジュンゴンの左インローがヒット。押し込まれながら右に動いて離れたチョ・ジュンゴンがローと左フックを当て、ニータップで尻もちを着かせた。立ち上がったRYOTAのダブルレッグをスプロールしたチョ・ジュンゴンが最後にも右カーフを当てている。
2R、チョ・ジュンゴンが左右のローを連打。RYOTAが飛び込むもチョ・ジュンゴンがスプロール。一旦距離を置いてRYOTAがニータップで組みついてドライブしたが、すぐにチョ・ジュンゴンが立ち上がり、差し返してケージ際から脱出する。チョ・ジュンゴンがオーソドックスにスイッチし、右カーフと左ミドルを散らす。RYOTAは顔を背けながら組みついてしまう。離れたチョ・ジュンゴンの右カーフが当たり、右ストレートを顔面に突き刺した。
前に出て来るRYOTAに対し、チョ・ジュンゴンがローを連続で当てる。組みついたRYOTAを突き放し、背中を着けた相手にローを打ち込んだ。ブレイク後、スタンドではサークリングしながらローを狙うチョ・ジュンゴンが、飛び込んできたRYOTAにカウンターで左フックを当てた。打ち合いの中、チョ・ジュンゴンがフック、スピニングバックフィストを当てる。倒れたRYOTAがスクランブルを狙うも、チョ・ジュンゴンがガブってダースチョークへ。
これは極まらずスタンドに戻ると、打ち合いからRYOTAが組みついたが、チョ・ジュンゴンが体勢を入れ替えてRYOTAをケージに押し込んでいった。
最終回、チョ・ジュンゴンが左ミドルから右ストレートを当てた。カーフを受けたRYOTAが飛び込むも、組みつくことはできない。スタンドではチョ・ジュンゴンの左フックがクリーンヒットした。さらに右ストレートから左フックを強振する。再び距離を取ったチョ・ジュンゴンが右カーフキックを当てる。RYOTAは組みついても体勢を入れ替えられてしまう。離れるとパンチの連打で攻め立てるチョ・ジュンゴンが、RYOTAのダブルレッグをスプロールし、立ち上がり際にヒザを突き上げた。
疲労とカーフのダメージか、動きが落ちたRYOTAに対しチョ・ジュンゴンはサークリングしながら打撃を返す。組みつくRYOTA。チョ・ジュンゴンは両腕を差し上げて反転、離れ際に右ヒジを打ち込む。RYOTAはシングルレッグで組んでケージに押し込むも、やはり離れたチョ・ジュンゴンがロー、さらに右アッパーを突き上げた。カウンターのパンチを当てながらダブルレッグでRYOTAをこかす。立ち上がった両者、試合終了直前にチョ・ジュンゴンの下がりながらの右スピニングバックフィストが炸裂し、RYOTAをマットに沈めた。
試合時間残り1秒--まさかのKO劇に。17歳のチョ・ジュンゴン、とにかく末恐ろしい。