【UFC ESPN46】ONE→コンテンダー→LFAから初陣ガフロフ、頭突き&スタミナ切れでカスタニエダに下る
<バンタム級/5分3R>
ジョン・カスタニエダ(米国)
Def.3-0:29-.27.29-27.29-27
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
ONEで活躍し、コンテンダーシリーズで敗北もLFAで2連勝してUFCにステップアップしたガフロフのオクタゴン初陣。サウスポーのカスタニエダに対し、右ハイを繰り出したガフロフがローからオーバーハンド、そしてテイクダウン狙いという動きを見せる。かわしたカスタニエダはボディショットを入れ、ガフロフのシングルを切って離れる。
構えをオーソにしたカスタニエダが、すぐにサウスポーに戻す。ガフロフは右ミドルを決め、右オーバーハンドへ。テイクダウン狙いが、フェイクから上の攻撃に生きている。後ろ回し蹴りを繰り出したガフロフは前足を蹴られても、続く右ミドルをキャッチしてレッグリフト、リリースしてからワンツーフックを振る。そのままパンチの交換になると、ガフロフは後ろ回し蹴りを繰り出した。
カスタニエダはジャブを当てて、打っては離れるという動きのなかで左ハイ。倒れたガフロフはハーフ&ロックアップで引き寄せ、スクランブルでボディロックテイクダウンを決める。抑え込むことはできず試合はスタンドに戻り、ガフロフが左をヒットさせるも初回はカスタニエダがリードした。
2R、オーソのカスタニエダに対し、ガフロフが右ハイを見せ組んでいく。頭が当たったとアピールすガフロフだが、レフェリーは流す。ここから距離が近づき、再び頭がぶつかるような場面もあったが、ガフロフがフック&アッパーを打ち込む。さらに左をヒットさせたガフロフは、構えを変えるカスタニエダに右ハイを狙う。左カーフで姿勢を乱したカスタニエダは、ダーティボクシングにもボディロックテイクダウンから即バックを奪取する。
立ち上がったガフロフ、カスタニエダは下にならないように自ら足をつけてるがフックの連打を被弾する。頭からぶつかるように前に出たガフロフをレフェリーが注意、と思いきや頭を武器にするな」と即1Pのペナルティが与えられる。
再開後、パンチのコンビから右ハイのカスタニエダだが、キャッチしたガフロフがテイクダウンを決め、スクランブルでバックに回る。前転からスクランブル狙いのカスタニエダ、ガフロフは耐えてトップへ。それでもカスタニエダが立ち上がると、自ら距離を取ったガフロクがロングフック、アッパーと荒いパンチで前に出る。カスタニエダも左を返し、逆に前に出るとダブルレッグへ。ケージに押し込んだカスタニエダが逆にバックに回る。ウィザーで耐えるガフロフは、ホーン後に明らかに疲れた表情を見せた。
最終回、右インローを決めたガフロフは、左ハイをガードして右を伸ばす。ガフロフは右オーバーハンドを当てシングルレッグ、足を離してフックの連打し再びシングルを仕掛ける。スイッチで防ぎ、離れたカスタニエダが右ミドルを蹴られる。ワンツーから組んだガフロフに対し、カスタニエダが逆にケージに押し込む。カスタニエダはスピニングバックフィストも当たらず、打撃の間合いに戻る。頭も振るようにフック、ダブルレッグのガフロフだが、スプロールしたカスタニエダがここもケージに押し込んでいく。
ダブルレッグで持ち上げ、スラムするようにテイクダウンを決めたカスタニエダ。ガフロフは背中をつけて、下に収まってしまう。残り90秒、パス狙いの圧からバックに回ったカスタニエダ、ガフロフは胸を合わせるも押し込まれた状態が続く。カスタニエダはバックは再びバックに回り、ケージを掴んだガフロフに注意が入る。
直後に正対したガフロフはダブルレッグでテイクダウンを奪われると、ここで気持ちが切れたか。カスタニエダはマウント、バックマウントとポジションを進め試合終了を迎えた。結果、ポイントを取った2Rを頭突きでイーブンとされたガフロフはジャッジ3者が27-29をつけるスコアで敗れた。