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【UFC283】ボンフィム兄と対戦、ザ・1R決着──テレンス・マッキニー「動いた時には終わっている」

【写真】だからこそ2Rが見たいという気になるのも……事実(C)MMAPLANET

21日(土・現地時間)、ブラジルはリオデジャネイロのジュネス・アリーナでUFCにとって2023年初のPPV大会=UFC 283「Teixeira vs Hill」が開催される。

メインはドタバタするライトヘビー級戦線で、グローバー・テイシェイラが再度戴冠を目指しジャマール・ヒルと王座決定戦を行う。そんな2年10カ月振りのブラジル大会のプレリミにテレンス・マッキニーが出場し、兄弟揃い踏みイズマエル・ボンフィムと戦う。

オクタゴン戦績3勝1敗、それ以前のLFAとコンテンダーシリーズを含めると5勝1敗──全てが1R決着、そんなマッキニーに初インタビューを試みた。


──今週末、イズマエル・ボンフィムと対戦します。今の気持ちを教えてください。

「減量も順調だし、良い感じだよ。疲れないように体重を落として、土曜日はデッカイことをやろうと思う」

──米国以外で試合をしたことは?

「ないよ。今回が初めてで、飛行機に長い間乗って異国にやってきた。こういうクレイジーな環境で戦ってみたかったんだ。飛行機に乗っている間に時差が2時間できて、そこの調整をしているところだよ」

──ブラジルのファンは米国以上に盛り上がり、オクタゴンに向かって2階席からビールやコーラが降り注ぐようなこともあります。そして、圧倒的に地元ファイターびいきです。

「アルコールの匂いのなかで戦うのも、楽しみさ(笑)。そういう状況の中でも、自分らしく戦い、僕が何者であるかをブラジルから世界に発信してみせる。ブーイングも大歓迎だよ」

──ところでワシントン州スポーケンにあるウォリアーキャンプに所属しているテレンスですが、ベガスやフロリダにあるメガジムに所属したいと考えることはないでしょうか。

「確かに僕は世界のベストチームにいるわけじゃない。でも、自分にとって一番の場所だ。チームの皆は家族のようで、皆が互いのことを理解して協力しあっている。コーチのパブロ・アルフォンゾは僕にとって最高のトレーニングを用意してくれるよ。

そして兄弟のような所属選手とスパーリングをしているし、僕は彼らを信じている。何より勝っても負けてもケージの中だけでなく、ケージの外でも僕らは一緒だ。そして、戦うために一緒にケージに足を踏み入れる。誰もウォリアーキャンプのことを知らないけど、僕が活躍することで僕らのジムの良さを伝えていくよ」

──では対戦相手イズマエル・ボンフィムの印象を教えてください。

「長いキャリアがあるけど、今が一番乗っている時期だと思う。勝ち方を知っていて、スコアメイキング的な試合をするよね。ジャブ主体のファイトで、ポイント計算をする。だからこそ僕は激しい試合に持ち込みたい」

──テレンスの試合を2021年4月のLFA初陣からチェックし始め、6試合。1つの敗北も含め、1度も2Rを視たことがありません。

「肉体も、気持ちも──ただ力いっぱい戦いたいんだ。そして見ている人にワクワクしてほしい。そういう戦いをすることで、皆が僕のことを尊重してくれるようになった。凄く光栄なことだよ。危険な戦いのなかで、誰よりもメチャをしている。でも、そこで戦うことで僕は人々から認められて、平穏な日々を送ることができるんだ。恐怖心だってある。それに打ち克って、誰にもできない試合をする。そんな最高なファイトを続けるって、誰もやってこなかったことだろう?

そうだね……土曜日の夜は、せっかくブラジルで戦うんだから、ブラジルのファンがアンデウソン・シウバやシャーウス・オリヴェイラの試合を見ているようなバイブスになれるよう戦うよ(笑)。防御の切り替えを鮮明にして、動いた時には終わっているようなファイトをしたいと思う」

──テレンス。今日はありがとうございました。最後に一つ、以前若い頃にテイザー銃で撃たれ命を落としそうになった映像を公開していました。日本のような安全な国で生きている者としては、かなりショッキングな映像でした。

「そうだね、今、悩みを抱えて当時の僕のように誤った道を歩みそうになっているキッズに──世界は君を必要としているということを知ってもらいたんだ。アレを公開したこともエキサイティングな試合をして注目を集めることも、彼らに分かってほしいからだよ。僕は謙虚な姿勢で思い切り戦い、勝利を手にする。マーシャルアーツの本質を皆に見てほしい」

■視聴方法(予定)
1月22日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■対戦カード

<UFC世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
グローバー・テイシェイラ(ブラジル)
ジャマール・ヒル(米国)

<UFC世界フライ級王座統一戦/5分5R>
[正規王者]デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)
[暫定王者]ブランドン・モレノ(メキシコ)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ニール・マグニー(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
ローレン・マーフィー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ポール・クレイグ(英国)
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
マウリシオ・ショーグン(ブラジル)
イホール・ポティエリア(ウクライナ)

<ミドル級/5分3R>
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)
ブルーノ・フェヘイラ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
チアゴ・モイゼス(米国)
メルキザエル・コスタ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ガブリエル・ボンフィム(米国)
ムニール・ラジズ(チュニジア)

<ヘビー級/5分3R>
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)
シャミル・アブドゥラヒモフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
イズマエル・ボンフィム(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ヴァルリー・アウベス(ブラジル)
ニコラス・ダルビー(デンマーク)

<女子フェザー級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス(ブラジル)
フェレス・ジアム(フランス)

<バンタム級/5分3R>
ルアン・ラセルダ(ブラジル)
コディ・ステーマン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ダニエル・マルコス(ペルー)
サイモン・オリヴェイラ(ブラジル)

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