【CFFC114】「UFCしかないでしょ!!」公約通り、組み&寝技でも攻め続けた神龍誠がギロチンでベルト奪取
<CFFCフライ級王座決定戦/5分5R>
神龍誠(日本)
Def.4R0分28秒 by ギロチンチョーク
ジエゴ・パイヴァ(ブラジル)
サウスポーの構えからスピードに乗ったワンツーを見せた神龍は、右ローに続き関節蹴りを見せる。姿勢を乱したパイヴァを見て、飛び込んで右フックをヒットさせた神龍が組みつく。直ぐに体を入れ替えたパイヴァはボディロックテイクダウンを狙う。ケージを背にして防ぐ神龍は右を差しあげて投げを打つ。両者腹ばいとなりスタンドに戻ると、パイヴァが右を当てる。
続くテイクダウン狙いでケージに押し込まれた神龍は、シングルレッグにニンジャチョークを仕掛ける。パイヴァは差し上げテイクダウンを決めてトップへ、神龍はギロチンスイープを決めて上を取る。自らリリースし、勢いのあるパウンドを落とす神龍。パイヴァはハイガードから三角絞めを仕掛ける。体重を掛けて、パイヴァを窮屈な態勢を追い込んだ神龍がパンチ連打から足を一本抜く。ハーフから左腕を差しあげてスイープ狙いのパイヴァだが、神龍はおっつけて殴る。
それでもパイヴァが立ち上がってケージに押し込むと、神龍の流血が見られる。ダブルで上を取ったパイヴァに対し、神龍は懸命にケージにもたれようとしたがマットに背中をつかされて時間となった。
2R、右カーフを蹴った神龍がテイクダウンを狙い、パイヴァのクルスフィックスを潰してトップを取る。ハーフでキムラのパイヴァは引き込んだところで神龍が腕十字を仕掛ける。これは腕が抜けたが、他違った直後に左フックでダウンを奪う。クローズドガードの中に収まり、起き上って勢いのあるパウンドを落とす神龍がパイヴァの下からの仕掛けを捌いて殴る。
パイヴァがハーフバタフライからハーフ、神龍が頭をコントロールする。パイヴァがボディロックで立ち上がるが、神龍はウィザーから潰してトップを取り直す。下からエルボーのパイヴァ。神龍はヒザを押し当て、立ち上がってガードを割るとニーシールドに鉄槌を連打する。さらにスクランブル狙いのパイヴァにパワーギロチン、背中をつけて逃れられるが神龍は攻め続けてリードを広げた。
3R、パイヴァの右オーバーハンドをかわし、右ジャブを当てた神龍が左ハイを見せる。さらに右ハイを当てると、テイクダウン狙いを切ってバックに回る。パイヴァは引き込んで、スイープを狙い、上体を起こしてきたところで神龍が潰してマウントを取る。暴れて足を戻されても、神龍はZハーフガードのパイヴァを殴りつけ、エルボー、鉄槌と攻撃の手を緩めない。
クローズドガードに戻すのが精いっぱいのパイヴァは、神龍の頭を引き寄せる。上体を起こして殴る神龍、スイープを防いでガードの中からパンチを続ける。残り1分、神龍は蹴り上げを捌いてパス、戻して足を取って来るパイヴァを殴りつけてトップキープでラウンドを終えた。
4R開始直後に右目の下を大きく腫らしたパイヴァにドクターチェックが入る。再開となり、頭から飛び込んでくるパイヴァを殴った高橋が、ケージを背負ってダブルレッグを切るとハイエルボーギロチンから引き込む。
パワーギロチンに切り替えると、パイヴァが右回りに反転──結果、2回転半したところで仰向けの状態でタップ。神龍は両手を広げ、カメラを指さして勝利の雄叫びを挙げた。
CFFCフライ級のベルトを肩に掛けた神龍は「ホント、メチャクチャ最高です。日本のチャンピオンとして俺は世界に出てきて、初めてですけど挑戦できて、ベルトを獲得できて最高です。ありがとう。次はUFCしかないでしょ。見とけよ!!」と最高の表情で話した。