【The Shooto OKINAWA07】結城が左ジャブからのTDで工藤を封じ込め、フルマークの判定勝ち

2022.11.06

【写真】フェザー級9位の結城が、沖縄ファイターの工藤をタフファイトながら封じ込めた(C)SHOJIRO KAMEIKE

＜フェザー級／5分3R＞
結城大樹（日本）
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
工藤圭一郎（日本）

開始早々から結城が左ジャブを突き、左ミドルに繋げる。いったん離れて自分の距離を取った結城は、工藤の左フックをかわしてニータップへ。一度は右ヒザを着きながらも立ち上がる工藤に対し、結城がボディロックに切り替えてテイクダウンを奪った。工藤に背中を着かせてパウンドを放つ結城。工藤は下から右ヒジを突き刺しながら、左腕で相手の頭を抱え、三角絞めを狙う。

トップから体重をかけ、相手に足を組ませなかった結城は、そのままケージ際に持っていきパウンドを落とす。右ヒザを差し込んで立ち上がろうとした工藤の首を抑え、さらに右腕を差し込んだ結城が再び相手に背中を着かせる。工藤のヒップスローや三角を制し、さらに工藤が起き上がり背中をケージに着けても、結城が再び引き戻す。そして左腕で相手の頭を抑えると、結城が右ヒジを叩き込む。

さらにパスからマウントを狙う結城。工藤の右頬から出血が見られる。結城はマウントから工藤の左腕を取ってうつ伏せになり、さらに反転する相手の動きに合わせて腕十字を仕掛けた。苦悶の表情を浮かべた工藤だったが、なんとここから脱出。トップを奪い、さらに立ち上がろうとする結城をケージに押し込む。離れた結城は左ジャブを突く。その左に右ストレートを被せる工藤。結城のテイクダウンをカットするも、左ジャブを突きつつ離れる結城を捕らえることはできなかった。

2R、やはり左ジャブを突く結城に右を叩き込んでいく工藤。右フックを当ててから押し込み、結城に尻もちを着かせた。結城はフックガードで工藤のパウンドを防ぎつつ、スクランブルに持ち込む。シングルからダブルに切り替えて、ドライブしてケージ際へ運んだ結城。相手の足を畳みながらパスを狙い、起き上がろうとする工藤の右腕を引いて背中を着かせた。

ハーフガードを取る工藤の顔面に右の拳を落とし、パスからマウントへ。しかし工藤もすぐにハーフに戻す。パンチを浴びる工藤が相手のパスに合わせてトップを奪ったが、結城がスクランブルから再びトップへ。そのままラウンド終了まで工藤に背中を着かせたまま、左右のパウンドとヒジで相手を削り続けた。

最終回、再び結城の左ジャブが連続で工藤の顔面を捉える。しかし工藤も右のカウンターで結城を下がらせる。サークリングしながら右ローを当てる工藤だが、削られたためか疲労が見えるように。ここで結城がシングルレッグで組みついてドライブ。ダブルレッグに切り替え、粘る工藤をグラウンドに引きづり込んだ。起き上がる工藤をケージに押し込む結城。立ち上がった工藤に対し、左腕を差し上げた結城がケージに押し込み続け、試合終了のホーンを聞いた。