【DWCS2022#10】エリアスのサブミッションの仕掛けを潰したエステヴァンが削ってパウンドアウト
【写真】序盤のサブミッションの仕掛けをしっかりと対処し、パウンドに繋げたのが勝因か(C)Zuffa/UFC
<フライ級/5分3R>
ハファエル・エステヴァン(ブラジル)
Def.2R2分25秒by TKO
ジョアオ・エリアス(ブラジル)
ブラジリアン同朋対決は10勝0敗のエステヴァンに対し、エリアスは17勝3敗1分1NCのレコードの持ち主だ。エリアスがタッチ直後に左インサイドローを蹴り、後ろ回し蹴りを繰り出す。エステヴァンは前蹴りから組んでテイクダウンを狙うと、エリアスがステップオーバーから腕十字へ。これを担いだエステヴァン、両者が立ち上がるとジャンピングトライアングルを仕掛けたエリアスだったが、セットできずオモ狙いからクローズドに。
フックガードを越えていくエステヴァンが、スクランブルでバックを伺う。すぐに前転し、ヒザ十字のエリアスがヒールに移行する。体を捻って正対したエステヴァンは足を抜いてパスを狙う。足関節の仕掛けを再び防いだエステヴァンが、Zハーフのエリアスにパンチ、鉄槌、エルボーを連打する。明かに効いているエリアスは、必死にクローズドに戻すが鉄槌から右のエルボーを2発、さらに左のヒジを打たれる。フラワースイープを凌がれ、担がれたエリアスは、パスを嫌がり亀になる。エステヴァンはパンチが後頭部に入ったと注意を受けたが、終盤はパウンドでエリアスを圧倒した。
2R、開始直後にダブルを狙ったエステヴァンの頭がエリアスのアゴに触れる。そのまま倒したエステヴァンだが、レフェリーがアクシデントしてブレイクを命じる。試合はスタンドで再開されると、エステヴァンがすぐにテイクダウンを決めてエルボーを打ち下ろす。バタフライガードも殴られ、Zハーフも足が利かないエリアスが殴られながらキムラへ。
苦もなく腕を抜いたエステヴァンが左のウィザー&右のパンチを連打する。エリアスは煽っていくが潰され、右のパンチとエルボーを引き続き痛打される。手を伸ばし肩を押してフレームを創ろうとしたエリアスだが、顔面ががら空きでパウンドの連打を受け──ついにレフェリーが試合を止めた。