【Strikeforce】ヴェルドゥム、ヒョードルに一本勝ち宣言
26日(土・現地時間)、サンノゼのhpパビリオンで行なわれるストライクフォース& M-1グローバル共同イベント「Fedor vs Werdum」。皇帝エメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦するファブリシオ・ヴェルドゥムが、6日(日・同)までカリフォルニア州ゴングビーチで開催されていたブラジリアン柔術世界選手権(=ムンジアル)の会場に連日、足を運んでいた。
キャリア最大のファイトまで、3週間を切ったヴェルドゥムの心境と、トレーニング環境、ヒョードル対策を聞いた。
【写真】頬がこけ、擦り傷のあとが見えるなど、ハードトレーニングを積んでいることが伺えるファブリシオ・ヴェルドゥム (C) MMAPLANET
――約3週間後にエメリヤーエンコ・ヒョードル戦を控えたファブリシオ・ヴェルドゥム選手です。現在の体調はいかがですか。
「この試合に向けて6ヶ月も練習してきた。準備は整っているよ。ヒョードル戦に関して、人生の全てを掛けてきた。今も毎日、トレーニングを続け、毎日のように強くなり続けて、キャリアで最も大切な一戦に臨んでいるよ。残り3週間、これまでの6ヶ月と同じように練習を積むだけさ。そしてヒョードル戦に勝つ」
――ヒョードル戦に向け、どこで誰と練習をしてきたのですか?
「僕はマリナデルレイにキングスMMAというチームを持っているけど、練習はアフリクション・ジムで、ハファエル・コルデイロが毎日のように指導してくれる。ハファエルのコーチの下、ヘナート・ババル、ウラジミール・マティシェンコ、キング・モーらと汗を流しているんだ。素晴らしい練習環境だよ」
――ヒョードルは長きに渡り、MMAのヘビー級のトップに君臨してきたファイターです。彼とどのように戦うつもりでしょうか。
「グラウンドだよ。僕の一番の長所は柔術だ。ムエタイ、ボクシングなど打撃の練習を積んでいるけど、僕の持ち味はグラウンドにある。そのために練習を積んできたんだ。チョーク、アームロック、トライアングル、どんな技になるか分からないけど、必ず一本を取るよ。寝技で極める、それが僕の戦いだ」
――その前にグラウンドに持ち込む必要がありますが、打撃を凌いでテイクダウンする自信は? キング・モー、マティシェンコとレスリグの猛者が練習パートナーのようですが……。
「テイクダウンする自信はある。でも、その理由はシークレットさ。キング・モーやウラジミールは、凄くタフで、レスリングのベースがあるから、その先のことをみっちりと叩き込んでくれている。う~ん、ここから先は試合が終わるまで詳しくは話せないよ(笑)」