【BFC21】ライト級決勝・新旧対決とフジメグ参戦
10日(木・現地時間)、2年連続シーズン開幕の地となったフロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル&カジノで行なわれるベラトールFC21。メインではシーズン2ライト級トーナメント決勝戦=パット・カーラン×トビー・イマダ戦が組まれている同大会に、日本から藤井惠が参戦する。
【写真】現代MMAファイトのなかでは、“珍しい”と表現される動きを多々見せるトビー・イマダ。勝敗への意識が格段と高くなるトーナメント戦で数々のテクニックを見せているだけに、決勝での戦いぶりにも注目が集まっている (C) KEITH MILLS
大本命ロジャー・フエルタなきライト級決勝戦は、そのフエルタを下したカーランとイマダの対戦になる。マイク・リッチを初回KOで破ったカーランは、フエルタを相手に前蹴り、カウンターを多用し、その勢いを完封した。
フエルタに代表するような積極的な姿勢を前面に出すファイターが多いBFCにあって、カーランは間合いとタイミングで勝負する――今流のファイトを信条とする。一方のイマダは、柔術ムーブにサンボや柔道の技を織り交ぜた変幻自在のファイトで高い支持を得ている。
組みついてからの足技、そして決勝という大切な舞台でも、イマダはリスキーな動きをして、カーランの待ちの姿勢を崩すことができるのか。MMAデビューは1998年、キャリア39戦目、シーズン1に続く決勝戦となるイマダの仕掛けに注目したい。
また同大会では女子MMA界パウンドフォーパウンドという触れ込みで、フジメグこと、藤井惠の出場も公式にアナウンスされた。サラ・シュナイダーと対戦する彼女は、8月12日にスタートするシーズン3の女子125ポンド級トーナメントにロジー・セクストン、リサ・ワード、ジェシカ・ペーネらとともに参戦することが決定しており、BFC代表ビヨン・レブニーも「10日、そして8月の試合が楽しみでしょうがない」と語っている。
最近ADCCなど純粋グラップルでは世界を相手に苦戦を強いられるフジメグだが、自分の庭となるMMAでスピーディ&サブミッション=メグロックが爆発するか。キャリア最大のチャンレジが始まる。
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