【Strikeforce】 KJ・ヌーン、ストライクフォース初陣発表
5&6月の2カ月で4回とズッファに負けじとイベントを重ねるストライクフォース。連日に渡りプレスリリースが届く中、16日(水・同)のLAノキア・シアター大会にはKJ・ヌーンの初参戦が正式発表された。
【写真】ストライクフォース・ライト級戦線で、どのような活躍をやってのけるか。元エリートXC世界ライト級王者KJ・ヌーン (C) MMAPLANET
活動5年目のストライクフォースにあって、初となるミドルウィークでのイベント開催となるLA大会。ボビー・ラシュリーを負傷で欠くことになったが、ロビー・ローラー×ヘナート・ババル、マリウス・ザロムスキー×エヴァンゲリスタ・サイボーグ、ティム・ケネディ×トレバー・プラングレー戦に続き、4つ目のメインカードは、KJとコーナー・ヒュンの対戦になった。
元エリートXC世界ライト級王者で、絶好調ニック・ディアズに最後に土をつけた男=KJ。3月には日本のDREAMでアンドレ・ジダを相手に、ボクシング一本槍のスタイルで判定勝ちを手にした。足の甲を負傷していたが上のボクシング戦法だったが、本人は常に「何でもできる」とオールラウンダーであると発言し続けている。
【写真】自信満々のKJと対戦するコーナー・ヒュン。フィジカル+グラウンドコントロールでは負けない、一発の打撃もあるファイターだ (C) EXC
そんなKJと対戦するヒュンは、カレッジレスリング出身のラバーガードの使い手だ。本来、ラバーガードはレスラーのようなフィジカルの強い相手と対戦した場合を想定し、レスリング経験のないエディ・ブラボーが考案したガードワークだが、実は強靭な上半身と柔軟な下半身が求められる。
故にエディ自身が「グレコローマン柔術」と称しているが、レスリング出身の肉体を持つヒュンが、肩をマットにつけて戦う術を手にしたのだから、実に手強い。「もし、KJが簡単に考えているなら、彼の人生にとって大変なことが起こる1日なる。きっと、僕のための夜になるよ」と自信を伺わせるヒュン。とはいっても、打撃戦では圧倒的に有利なKJは、足の負傷がなくてもグラップリングを仕掛けることはないと思われるが果たして――。
王者ギルバート・メレンデスと、前王者ジョシュ・トムソン。そして互いに戦いたいと発言したベラトールFC世界ライト級王者エディ・アルバレス、7月10日の青木真也×川尻達也戦後のDREAM勢の参戦など、今後の展開が非常に楽しみなストライクフォース・ライト級戦線にあって、要注目のKJがどのようなパフォーマンスを初陣で飾るか、楽しみな一戦がラインナップに加わった。
■Strikeforce対戦予定カード
<195ポンド契約/5分3R>
ロビー・ローラー(米国)
ヘナート・ババル(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
マリウス・ザロムスキー(リトアニア)
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
ティム・ケネディ(米国)
トレバー・プラングレー(米国)
<160ポンド契約/5分3R>
KJ・ヌーン(米国)
コーナー・ヒュン(米国)