【Strikeforce】ヒョードル上回る人気者、揃って復帰戦
2日(水・現地時間)、ストライクフォースより26日(土・同)のサンノゼhpパビリオン大会の追加対戦カードが発表された。男女史上最強ファイター揃い踏みと同プロモーションがアピールするサンノゼ大会。皇帝エメリヤーエンコ・ヒョードルと世界女子ミドル級王者クリスチャン・サイボーグが揃い踏みを果たすが、会場人気では両者を喰う可能性が高い生え抜きファイターが出場する。
【写真】前回の対戦では3R3分25秒TKO負けを喫したカン・リー。かつてのスピードと技、そして、切れを取り戻していることを期待したい (C) ESTHER LIM/ STRIKEFORCE
人類最強と謳われるヒョードル&サイボーグだが、ストライクフォースのベースとなるサンノゼでの人気は、この日出場が発表されたカン・リーとジョシュ・トムソンには敵わない。そのカン・リーは昨年12月に所も同じhpパビリオンで敗れたスコット・スミスとの再戦を行なうことが発表された。
そのカン・リーがスミスにTKO負けを喫した大会で、ギルバート・メレンデスに敗れ、世界ライト級王座を失ったトムソン。両者にとって半年振りの復帰の舞台はホームクラウドから絶対的なサポートを受けることができる。
「スコット・スミスのようなファイターと再び戦うことができて光栄に思う。試合結果をひっくり返したいね。サンノゼのファン、SHOWTIMEで視聴するファンに再び素晴らしい試合を見せたい」と、復帰に向けてコメントを発したカン・リー。現在、3人目の息子が誕生し、スザンヌ夫人をサポートする以外は、ほぼ日中はトレーニングに集中しているという。映画出演との二足のわらじを履くようになった以前の機敏さを取り戻していることが予想される。
一方のトムソンは、「ギルバートと3度目のファイトをストライクフォースが求めるなら、もちろん戦いたい。ファンも見たがっているけど、とにかく今は次の試合に勝つことだけを考えている。僕の将来は26日のパット・ハーレー戦に懸かっている」とコメントした。
【写真】「ストライクフォースが望むなら」と言いつつも、本人も既に3度目の正直に色気十分のジョシュ・トムソン。ただし、新生ストライクフォース・ライト級戦線では、その前に見てみたいカードが目白押しだ (C) ESTHER LIM/ STRIKEFORCE
5月21日(金・同)のChallengersで、ブライアン・タバレスに判定勝ちしたばかりのパット・ハーレーだが、トムソンにとってはチューンナップ・マッチ。王者メレンデスとの決着戦もそうだが、新顔=KJ・ヌーンやDREAM勢との交流、さらにヴィトー・シャオリンを破ったライル・ビアーボームやビリー・エヴァンゲリスタなど、Challengers出身選手も台頭している。そんなライト級戦線で、元王者が存在感を示すには、100パーセントのサポートを受けるサンノゼ大会で、ハーレーを相手にスッキリと勝負をつけることが求められる。
■Strikeforce対戦予定カード
<ヘビー級/5分3R>
エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)
ファブリシオ・ベルドゥム(ブラジル)
<女子世界ミドル級選手権試合/5分5R>
クリスチャン・サイボーグ(ブラジル)
ジェン・フィンニー(米国)
<ミドル級/5分3R>
カン・リー(米国)
スコット・スミス(米国)
<ライト級/5分3R>
ジョシュ・トムソン(米国)
パット・ハーレー(米国)