【FORCE16】初回は完全リードの南風原、2Rの五分の打撃戦でジャッジ2人が藤川を支持。ドローに
<バンタム級/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
Draw.1-0:20-18.19-19.19-19
藤川智史(日本)
まず左ローを入れた南風原、その左ローに藤川が左を合わせようとする。南風原は右ローからワンツーを入れ、藤川が右を伸ばし、ワンツーへ。右ローを決め、右ストレートをヒットした南風原に対し、藤川も右を放つがワンツーを受ける。近い距離で右アッパーも見せた南風原、続くジャブは相打ちに。直後にワンツーを決めた南風原に対し、藤川は殴られると殴り返して右を届かせ、左ミドルを蹴っていく。藤川は南風原の打ち終わりにパンチを返す展開が続いており、先手が欲しい。
残り80秒で初めて組んだ南風原がボディロックテイクダウンを決めると、ハーフからパスガード、藤川が一本戻すとパスを再び決めるという流れからスクランブルでスタンドに。最後の10秒を切って、藤川の左ローが急所に入りブレイクが入る。再開後、わずかな時間で南風原が右フックをテンプルにクリーンヒットさせ、初回が終わった。
最終回、距離をすぐに詰めた藤川、南風原もワンツーで前に出る。ワンツーからスリー、さらにワンツーを見せる南風原は、前に出るようになった藤川の顔面を拳が捉える数が増えてくる。藤川は左の蹴りのタイミングでシングルを仕掛けられたが、倒れず左ハイを繰り出す。残り3分を切り、南風原がパンチを纏める。手数=勢いで上回る南風原は、右ストレートからワンツーと反撃を受け、テイクダウン狙いも切られる。
それでもワンツー、アッパーを交えてパンチで攻める南風原は、藤川の乾坤一擲にダブルレッグをワキを差して耐える。ここから、打っては打たれるという打撃戦となり、藤川がクリンチへ。自ら離れ、最後の打撃戦を選んだ藤川だったが、タイムに。ジャッジの裁定はジャッジ2人がドローで、南風原に一票が入った1-0のドローとなった。