【GLORY14】ミルコ母国で、引退試合のレミーにリベンジ許す
【写真】右の蹴りと比較すると、左ハイは上がっていたが──、全盛期のスピードは求むべきはなかったのか……。ミルコと比較すると、引退するレミーは動きが伸びやかだった(C)GLORY
<ヘビー級/3分3R>
レミー・ボンヤスキー(オランダ)
Def.2-0:29-28, 29-28, 29-29
ミルコ・クロコップ(クロアチア)
母国でGLORYデビュー戦を迎えたミルコ、対するボンヤスキーはこれが引退試合に。まずはミルコが右ジャブから左ハイを狙う。レミーは右ミドルと前蹴りを繰り出す。さらに右ハイを見せたレミーだが、これはヒットしない。ミルコは右から左フックを放つも、右ハイを受けそうになる。ミルコの左にヒザをボディに突き上げるレミー。さらにヒザ蹴りを続ける。ミルコは右フックから距離を詰めて左も狙うが、レミーの体が大きくロープの外に出てしまいブレイクに。その後は相手の出方を改めて確認するような間合いが続いた。
2R、手を出してはクリンチという展開が続き、ミルコがレミーを振り回すように投げ捨てる。続く左の蹴りでバランスを崩したミルコは、ボディが効いたか。その後もクリンチの展開が多い中、ミルコが右ハイから左ストレートを伸ばす。ミルコは頭をつけてパンチを放つが、ブレイクを命じられる。決定打のないまま試合は最終ラウンドへ
最終回、レミーは右ミドルから右ストレート、ヒザを繰り出す。ミルコは左の掛け蹴りを見せるも空振りに。組みが多いミルコに注意が与えられる。距離を詰めてミルコが狙ったヒザ蹴りも空振りに終わる。と、ガードの上から左ハイを効かせたミルコ、続く右ハイはバランスを崩したが、終盤はパンチを振るって前にいくシーンが増えた。3Rの対戦が終り、結果は2-0でレミー・ボンヤスキーに。ホームの後押しもなく、ミルコは敗れてしまった。