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【GLORY14】ミルコがメインの大会、注目はリスティ&キシェンコ

Andy Ristie

【写真】カイ・ホーレンベックからダビッド・キリアとライト級王座を賭けて戦う相手が代わったアンディ・リスティ(C)MMAPLANET

8日(土・同)にクロアチアの首都サグレブのアレナ・ザグレブで、GLORY14 ZAGREBが開催される。キックボクシング界の世界最高峰=GLORYの2014年第一弾は、既報の通りメインでレミー・ボンヤスキーと地元ミルコ・クロコップが対戦する。

セミでは世界ライト級王座決定戦で、ワールド・チャンピオンシップT優勝者で現在ランキング1位のアンディ・リスティとMMA経験もあるキー・ホーレンベックが対戦予定だったが、ダビッド・キリアに変更された。ホーレンベックが試合不出場を決めたのが、何と消防士になるための職業訓練を優先したという前代未聞のモノ。このホーレンベックの決心に対し、リスティは「残念だけど、良い決断だと思う。消防士になれるようベストを尽くしてほしい。そして、GLORYでまた拳を交えたい。ダビッド・キリアはタフな相手。でも、僕もタフだ。良い試合になるだろう」と、非常に理解のあるコメントを残している。

極真空手出身のキリアは、ホーレンベック以上の猛者でもあり、より白熱の勝負が初代GLORYライト級王座決定戦で見られるだろう。メインのヘビー級戦とライト級王座決定戦に加え、元イッツショータイム世界ミドル級王者シャーク・パルパーリャン、ジェイソン・ウィルニス、ダスティン・ジャコビー、アレックス・ペレイラが出場するミドル級挑戦者4人トーナメントを加えた5試合が米国のESPNで中継される。

Artur Kyshenko【写真】1月3日に中国の英雄伝説でウェン・ジンドゥーに76秒でKO勝ちしているキシェンコ。この時は73キロ契約だった(C)HERO LEGENDS

この他、昨年12月の東京大会同様に、アンダーカード6試合がスーパーファイトシリーズという名称で組まれているが、特に注目したいのはアルトゥール・キシェンコ×カラペット・カラペティアン戦だ。昨年のワールド・チャンピオンシップTに出場し準決勝で優勝したニキー・ホルツケンと対戦、左フックで2度ダウンを受けながらも、最後まで勝負を諦めず立ち続けタフさを見せていたカラペティアン。

ホルツケンには崩されたが、カラペティアンのスタイルは本来、相手の攻撃を堅いディフェンスで凌ぎ、ボクシングで勝負に出るというもの。そんなカラペティアンに対し、ホルツケンは左で勝負に出たが、キシェンコにはハイやヒザなど、蹴り技でも勝機を作ることができる。カラペティアンをしっかりと倒し切れば、ウェルター級の頂点=ホルツケン戦が見えてくるだけに、キシェンコにとって大切なGLORY2戦目となる。

■ GLORY 14 ZAGREB 対戦カード

<ヘビー級/3分3R>
ミルコ・クロコップ(クロアチア)
レミー・ボンヤスキー(オランダ)

<ミドル級挑戦者決定T決勝/3分3R>
TBA
TBA

<GLORYライト級王座決定戦/3分3R>
アンディ・リスティ(スリナム)
デビッド・キリア(グルジア)

<ミドル級挑戦者決定T決勝/3分3R>
シャーク・パルパーリャン(アルメニア)
ジェイソン・ウィルニス(オランダ)

<ミドル級挑戦者決定T決勝/3分3R>
ダスティン・ジャコビー(米国)
アレックス・ペレイラ(ブラジル)

■SUPERFIGHTシリーズ

<ライトヘビー級/3分3R>
ミシェル・ドゥット(オランダ)
イゴール・ユルコビッチ(クロアチア)

<ライト級/3分3R>
テオ・ミケリッチ(クロアチア)
マーセル・グローエンハート(スリナム)

<ウェルター級/3分3R>
カラペット・カラペティアン(アルメニア)
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ)

<ヘビー級/3分3R>
ムラデン・ブレストバッチ(クロアチア)
ジャウファー・ウィルニス(オランダ)

<ヘビー級/3分3R>
ベンジャミン・アデブグイ(ルーマニア)
ディミトロ・ベズス(ウクライナ)

<ライト級/3分3R>
アルバート・クラウス(オランダ)
エークプラチャー・ミーナッヨーティン(タイ)

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