【UFC ABC03】エミリー・ダコーテ、右カーフを効かせてペネから3-0でUFC初陣を飾る
<女子ストロー級/5分3R>
エミリー・ダコーテ(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジェシカ・ペネ(米国)
ジャブを伸ばすペネに対し、ダコーテがカーフを蹴る。フィジカルで一回り大きなペネはワンツーに左を合わされる。カーフを続けるダコーテは、ダブルレッグを察知してかわし右カーフ。右フックに組んだペネだったが、クリンチに持ち込めない。首相撲でヒザをボディに入れ、エルボーを決めたペネは右を当ててテイクダウン狙いの仕草を見せる。
パンチの交換で、互いに右を当てる。ダコーテのワンツーに、ペネは右を当てるが、ボディから左フックを被弾する。ワンツーからのダブルをかわされたペネに対し、ダコーテは右を入れ、ワンツーの右、続く左リードフックを決めて初回をリードした。
2R、前蹴りからジャブを伸ばすペネが、左ハイに続く左フックを当てる。ダコーテもすぐに右を当て返し、ペネのダブルをかわす。蹴り終わりに右を入れたダコーテが右に続き、左をヒットさせる。ペネも左ジャブを返すが、ダコーテが左インサイドローをいれ、テイクダウンを許さない。ならばとペネは首相撲からヒザを腹に入れて離れると、同じ流れの攻撃を繰り出す。
ペネの前進に右を打っていくダコーテは、ダブルレッグを徹底的に潰し、ヒザも反応するようになる。左ボディを入れたダコーテが、ワンツーを打ち込む。パンチの応酬でガードがやや下がるペネは、パンチを受けるも首相撲からのヒザで反撃するというラウンドになった。テイクダウンを切られても首相撲&ヒザという攻めが有効だったペネに対し、ダコーテは拳の攻撃で上回っていた。
最終回、これまで以上に慎重になった両者。ペネの前蹴りの蹴り終わりに、カーフを入れたダコーテ。足が効かされるようになったペネが、ケージの前まで下がる。ダコーテは右ローを増やしつつ、右をヒットさせる。左足を殺されたペネは、右を被弾。内と外から左足を狙うダコーテだが、ワンツーを打たれる。
右の相打ちからペネが左ジャブ、ダコーテはカーフを続ける。左足を蹴られると、動きが止まるペネが厳しい状況で左ミドルを蹴っていく。ダコーテは左ロー、そしてワンツーを伸ばす。最後の10秒、前に出たペネに左をヒットさせたダコーテは試合終了と同時に両手を挙げて勝利をアピールした。
結果、Invicta FCストロー級王者からUFCにステップアップしたダコーテは「凄くエキサイトしたけど、落ち着いて戦ったの」と勝利を振り返った。