【ONE127】世界最高峰ONEストロー級に豪州からウィリアムス見参。デェダムロンを右ボディでKO
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ダニエル・ウィリアムス(豪州)
Def.2R1分35秒by KO
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
ロッタンにムエタイで善戦したウィリアムが、すぐに距離を詰めてボディを殴る。中央に戻りローを蹴り合うと、右をかわしたデェダムロンが首相撲からヒザを繰り出す。
それでもハンドスピードはウィリアムスがずっと速く、首相撲でもデェダムロンとやり合うと、離れてジャンピングエルボーを狙う。デェダムロンは組んでボディロックテイクダウン、スクランブルで胸を合わせたウィリアムスのシングルレッグにヒザを入れ、右エルボーを狙う。
ウィリアムスは離れてテンカオ、デェダムロンが右を当てて右ミドルを蹴っていく。左ミドルに右を合わせたウィリアムスは右エルボー、縦ヒジから蹴り足を掴んでテイクダウンに成功する。
ウィリアムスはハーフで抑え、デェダムロンはディープハーフをとる。潰したウィリアムスは、殴ってスタンドに戻るとローに右を合わせる。前に出るデェダムロンはヒジをカットしたか、左目尻からの流血が目立つ。
首相撲でヒザ蹴りを腹に入れあった両者、パンチをかわしてバックに回ったデェダムロンに対し、ウィリアムスはすぐに胸を合わせて右を打っていく。ローに右ストレート、直後にアッパーを決めたウィリアムスが初回をリードした。
2R、初回の終盤に続き、至近距離での打撃戦でヒザ蹴りを見せたデェダムロンがバランスを崩してガードを取る。ウィリアムスは、動きが止まったデェダムロンにパスガードを決め、ニーインベリーへ。
ここで潜ったデェダムロンがスクランブルから立ち上がる。と、ケージを背にしたデェダムロンの左ミドルをブロックしたウィリアムスが右ボディを一閃。デェダムロンが一呼吸おいてしゃがみ込み、勝負は決した。
「レジェンドが43歳になって、若い選手の挑戦を受ける。本当に光栄で、デェダムロンは猛獣のようだった。ガードで頭を守っていたから、ボディを殴った」と話したウィリアムス──タイ語でもアピール、ストロー級に豪州から思わぬ新鋭が現れた。